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三嶋吉晴さんが、国の「現代の名工」に認定されました

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 『蕎麦Web検定大学』の講師でもある、京都の蕎麦店『有喜屋』3代目当主の三嶋吉晴さんが、「卓越した技能者(現代の名工)」に選ばれ、平成23年11月15日に、東京で厚生労働大臣に表彰されました。
「卓越した技能者(現代の名工)」とは、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目される技能者を表彰するもの。
 この表彰の目的は、社会に技能を尊重するという考えを浸透させ、青少年が誇りを持って技能労働者となり、職業に精進してもらうためです。
 選考基準は厳しく、まず以下の4つの項目に該当する人物でなければなりません。

1 きわめてすぐれた技能を有する者。 
2 現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者。
3 技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者。
4 他の技能者の模範と認められる者。

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 さらに都道府県知事、全国規模の事業主団体などから推薦された候補の中から、厚生労働大臣が、技能者表彰審査委員の意見を参考にしながら選考し、決定します。
「飲食物調理及び接客サービスの職業」に分類される「第16部門」で表彰された三嶋吉晴さんは、昭和31年、京都の生まれ。昭和52年、20歳のときに『上野薮そば』の鵜飼良平氏に弟子入り。本場の東京で3年かけて、正統な江戸の蕎麦打ち技術を身につけました。
 昭和55年、23歳で『有喜屋』の暖簾を継承。京都で手打ち蕎麦を普及させる活動を長年続けた功績と、たゆまぬ技の研鑽の努力が認められ、今回の受賞となったのです。「現代の名工」の受賞は、麺料理技能士としては初めての快挙です。


『有喜屋』の手打ち蕎麦教室で蕎麦を打つ三嶋さん。
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