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      市村伊佐夫さんと幸子さん。蕎麦打ちは主に、伊佐夫さんがす      るが、常連客の中には、幸子さんの打つ蕎麦が、やさしくて好      きだと、リクエストする人もいる。






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犬と帰り道.jpg こそばの収穫を終えて帰る阿部與司夫さん一家。在来種は、普通のソバに比べて収穫の時期がかなり遅いため、新蕎麦は10月末から11月にならないと出てこない。 


ヤマウド取り.jpg 山の幸は豊富だ。貴重なヤマウドも、いたるところに生えている。


kosoba、tani3.jpg付近一帯は、このように深い谷が続く。ソバ畑に朝日が当たって、西日が当たらないことが、実はとても重要なのだ。



「こそば亭」は、こそばを愛するたくさんの人々の支援によって支えられている。

「こそば亭」は、市村伊佐夫さん一家が営む店だ。奥さんの幸子さん、長女の聡美さん、それに長男の晋也さんと奥さんの比香里さんたちが、力を合わせて蕎麦を打ち、料理を作る。

 もともとこの店は、市村さん夫妻が、長女の聡美さんのために造ったものだった。聡美さんは軽い自閉症があり、他人と上手にコミュニケーションすることができない。そんな娘さんを心配して、なんとか彼女が自立できるようにと、市村さん夫妻が平成13年に開店した。
 この店を訪れる常連客は、みんな、そのことを承知していて、聡美さんに優しく接してくれる。心の病は、健康そうに見える外見からは気づきにくいため、事情を知らないお客さんが、ときには怒り出すこともあるが、市村さん夫妻は、ひたすら詫びる。この記事を読んで「こそば亭」を訪れる方は、そのあたりの事情を汲んで、大きな気持ちで聡美さんに接していただけたら、とてもとてもうれしい。(どうぞ、よろしくお願いいたします/片山虎之介)


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愛犬を抱く聡美さん 



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市村さんの蕎麦打ちは、そばで見ていると息が詰まりそうになるほど緊迫感がある。こそばの味を最大限に引き出したいという気迫を感じる。オヤマボクチを使う打ち方は、体力を消耗する。