台風19号が到来する直前の10月11〜12日、『蕎麦Web』主催の「蕎麦のソムリエ講座」を、信州・南相木村で開催しました。
夏の林間学校に続く、「秋の刈り入れ講座」です。
遠くは大阪からも駆け付けてくださった受講生の皆さんは、自分の手で種を蒔いて育てたソバが収穫できることに興奮し、前夜に行われた予備講座は、予定時間を30分もオーバーしてしまうほどの白熱ぶりでした。
その後、地元の銘酒を酌み交わしながら懇親会が夜遅くまで続き、山の宿は笑い声に包まれました。
翌朝は、午前中いっぱいかけて、刈り入れです。地元、南相木村の方々も、応援に駆け付けてくださいました。
気持ちの良い秋風に吹かれながら作業を楽しみ、無事、刈り取り、島立てを終了したのが、ちょうど、お昼の12時。それから村の温泉施設「滝見の湯」に向かい、汗を流してから、名物の「マツタケそば」をいただきました。
今年栽培したソバは、夏の雨が多かったことなどから、やや草丈が短めでしたが、若干、早刈り気味の「南相木在来」が、手刈り、天日干しで、どのように仕上がるのか、興味は尽きません。なにしろ相木は、江戸時代、信州を代表するソバ産地のひとつとして、江戸の蕎麦好きに評価された土地だったのですから。
南相木の農産物直売所で、おみやげを両手にいっぱい買い込み、皆さん、名残りを惜しみながら、相木をあとにしました。
蕎麦のすばらしさを、堪能した二日間でした。
楽しかったですね。次に行う「蕎麦のソムリエ講座」で、またお会いしましょう。