ハワイ郡島のカウアイ島が大雨の被害にあっています。私達がお世話になっております日系人から現状を伝えるメッセージが届きました。出来れば多くの方にメッセージを届けたいのでFB,ライン等お持ちの方にお願いしています。
どうかできる範囲でお願いします。
江戸流手打ち蕎麦轟そばの会/松本行雄
To all friends and partners in Japan:
日本の友人、パートナーの皆様へ
カウアイよりAloha ,
アメリカのCNNや日本の主なメディアの報道により皆様すでにご存じのことと思いますが
カウアイ島は4月13日―15日の記録的な豪雨と嵐により大きな被害を受けました。その降雨量は24時間に49.96インチ(約1,262㎜)と全米での降雨量の記録を更新しました。
幸い、この3日間の豪雨と嵐による死者やけが人ありませんでしたが、多くの家屋、農地、ビジネスに被害があり、特にカウアイ北海岸のカリヒワイ、ハナレイからハエナ、そして南海岸のコロアなど各地域の被害は甚大なものでした。歴史ある町ハナレイから先の道路や橋はルマハイ、ワイ二ハ、ハエナを含む数カ所に渡るがけ崩れのため孤立状態となりました。被災者や取り残された観光客の避難はヘリコプターや船、ゴムボートで行われおよそ500人が救助されました。カウアイの代表的な景観であったハナレイの橋、5世代にわたり守られてきたタロイモ畑は厚い泥水に覆われ、この地のコメ作りの歴史を伝えてきた精米資料館も流失してしまいました。
その後ハナレイからケエビーチまでの道路は交通可能となったものの、これは緊急車両の交通を確保するためのもので観光客や一般車両の通行はいまだに禁止されています。
ベルナード・カバリオ郡長はこの災害後、不眠不休で被災地域の人々に対する救済、援助をの手を差し伸べ、一日も早く通常の暮らしに戻れるよう指揮をとってきました。カウアイ郡、ハワイ州、アメリカ軍を含むアメリカ政府機関、アメリカ赤十字はボランティアと共に一丸となって復旧活動を行っています。
デビッド・イゲ ハワイ州知事は災害の翌日カウアイを訪れ被害状況を視察し、カウアイに経済的な援助の発令を行いました。
カウアイが今までの暮らしや風景を取り戻すには、数週間、数か月、あるいはそれ以上の時間がかかるかもしれません。1946年、1957年の津波、1959年のハリケーン・ドット、1982年のハリケーン・イヴァ、1992年のハリケーン・イ二キ、2006年には40日に渡る雨など、カウアイは多くの自然災害による試練にたえてきました。そのカウアイの人々はこの洪水災害からも必ず立ち直り、カウアイは以前にも増して力強く美しい姿を取り戻すことでしょう。
皆様のカウアイへの思いと祈りが、カウアイの人々の大きな心の支えとなるに違いありません。
Kauai Loves You!
アート梅津/ジャパン・マーケット・スペシャリスト
カウアイ郡 経済発展部