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世界に誇れる会津の「さらしな蕎麦」

 会津の蕎麦が、どんなにすばらしいものであるのかを、ご説明しましょう。
 蕎麦は昔から、基本的に庶民の食べ物とされてきました。
 それが会津には、極めて高級な、御馳走としての蕎麦の食文化が、伝統としてあるのです。会津は、ソバの実の中心部分だけを取り分けた蕎麦粉で打った、いわゆる「さらしな蕎麦」の文化なのです。
 さらしな蕎麦が郷土蕎麦なんていう土地は、日本中、いえ世界中探しても、ほかにありません。
 そういう土地柄だから、会津で蕎麦打ちをする人たちは皆、さらしな蕎麦を当たり前のように打てるのです。
 ほかの土地の郷土蕎麦とは、まったく次元の異なる蕎麦の世界が、ここにはあるのです。

 冬に行われた「会津・山都 寒晒しそば祭り」には、極上のさらしな蕎麦と、「さらしなのあらびき10割蕎麦」とも言える、すばらしい蕎麦が供されました。このおいしさには、食べたすべての人が感動しました。
 二日にわたる蕎麦祭りの期間中、予想していた入場者の倍以上の人が来場し、用意していた蕎麦が足りなくなるほどの盛況ぶりだったのです。
 みんな、同じ思いだったのでしょう。
 会津の蕎麦が、どんなに貴重なものであるのかが、やっと、本当の意味で理解できたのです。
 会津では、年に何回も蕎麦祭りをします。
 そこは、蕎麦の晴れ舞台です。普段は食べられないような、最高の蕎麦が供されるのです。
 祭りの日を逃さないように、ぜひ、会津を訪ねてください。
 ここに掲載した写真は、会津のすばらしい蕎麦屋さんたちです。
 みんな笑顔で、迎えてくれます。
 会津で会いましょう! 待っています。

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