秋そばの放射性物質の検査結果
福島県で収穫された秋そばに、東京電力福島第一原子力発電所の事故で拡散した放射性物質が、どの程度影響を及ぼしているかを調べるため、福島県は秋そばの詳しい検査を行いました。その結果を『蕎麦Web』にお知らせいただいたので報告します。 2011年12月6日現在、福島県内の44市町村で147点のサンプルを調査。すべて暫定規制値を下回っていることを確認しました。検査が終了した44市町村すべてで、秋そばの出荷が可能となっています。
まだ調査を行っていない市町村については、引き続き調査を行う予定です。
また、従来、検査の結果検出されなかった場合、「ND」と表記していましたが、平成23年11月1日から、「検出せず(< 検出下限)」 と表記するよう変更されました。その意味は、これまでと同様に放射性物質が検出されなかったことを示しています。そこに参考として 検出下限(検出可能な最小の量)が併記されるようになりました。
以下に、福島県で行っている検査の様子を、写真でご紹介します。
現在、日本各地の蕎麦屋さんから、福島県のそばを購入したいとの注文が入っています。
どうぞ、福島県のそばを、応援してください。
【資料】
→ 秋そばの緊急時モニタリング検査の実施について
→ 福島県の秋そばの調査結果(12月6日現在)
【分析の手順について】
1 試料を調製する前に、サーベイメーター(線量計)により放射能レベルを確認する。
2 汚染を防止するため、手袋を着用する。
3 リストに基づき、試料の番号、市町村名、品目名等を確認する。
4 試料をできる限り細かく刻む(そばは刻まずそのまま測定します)。
5 隙間ができないよう、容器に試料を詰め込む。
6 試料の重量を測定する。
7 汚染防止のため、容器をビニール袋で包む。
8 ゲルマニウム半導体分析器で測定する。