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新島繁の主要な著作一覧

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「さらしなそば」

● さらしなそば
昭和32年から44年まで季刊誌として発行。
発行 さらしな会
非売品
新島さんが蕎麦について調べ始めたころに創刊した小冊子。ほぼ季刊のサイクルで発行された。新島さんのまわりに集まった人々が作った「さらしな会」の機関誌でもあった。この冊子の中で新島さんは、古文書で調べた蕎麦の話や、雑誌や新聞記事に至る様々な資料などを紹介。新島さんの仕事のいわば原点ともいえる本である。創刊号の裏に書かれている蕎麦の価格表には、もりそば40円などと記されていて、時代の資料としても興味深い。


● 新島文庫
昭和35年から不定期刊行
発行 新島文庫(さらしな総本店)
会員領布
季刊の小冊子「さらしなそば」での発表では、研究の成果を書ききれなくなった新島さんが、新たに発行した本のシリーズ。不定期刊行で年に2回ほど発行された。蕎麦に関して多岐にわたる内容が収められ、蕎麦事典ともいえる構成となっている。


●蕎麦の唄
昭和43年
東京美術刊
600円
古くから伝わる民謡や童話で、麺にかかわりのある唄を集め、新島さんが解説を記している。収集した範囲は北海道から九州、さらに中国や朝鮮の民謡も収められ、蕎麦が人々に親しまれてきた様子を知ることができる。


●集成蕎麦小事典
昭和44年
さらしな会栃木県支部刊
非売品
蕎麦の原産地や歴史など、麺業者に関わりの深い30の項目を立てて解説している。もとになったのは栃木県麺業環境衛生同業組合の10周年記念に刊行された手引き書に書いた記事。


● 蕎麦今昔集
昭和46年
錦正社刊
3600円
季刊「さらしなそば」の集大成ともいうべき本。ソバの栽培から伝承、蕎麦の風習、さらに落語まで含めて、様々な随筆、資料が収められた総合的な蕎麦の研究書。執筆者は新島さんも含めて92人に及ぶ。


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「蕎麦史考」

●蕎麦史考
昭和50年
錦正社刊
4500円
「蕎麦の歴史」と「蕎麦全書」の2ブロックで構成される。蕎麦の歴史や語源、蕎麦切りの起源などについて、文献資料をもとに解説されている。「蕎麦全書」は、寛延4年に日新舎友蕎子によって著された本を、新島さんが翻刻して注釈を加えたもの。


●蕎麦入門
昭和50年
保育社刊(カラーブックス)
380円
同じ体裁で様々なジャンルの入門書を発行した保育社のカラーブックスシリーズの一冊として発行された。蕎麦の基本を一般読者にもわかりやすく解説している。


●麺類百科事典
昭和59年
食品出版社刊
1万2000円
蕎麦やうどんだけでなく、中華麺やパスタまでを含む麺類に関する百科事典。この中で、蕎麦の歴史や文化に関する記事を執筆し、全体の監修も担当した。


●蕎麦の世界
昭和60年
柴田書店刊
2300円
蕎麦の歴史に始まり、植物学からみたソバ。蕎麦打ちの技術や世界の蕎麦料理まで、それぞれの専門家が広く深く解説している。新島さんは蕎麦の起源、蕎麦屋の変遷などの執筆のほか、編者としても名を連ねている。


●新撰蕎麦事典
平成2年
食品出版社刊
1200円
昭和59年に発行された「麺類百科事典」の中から、蕎麦に関する部分を取り出してまとめた蕎麦事典。「麺類百科事典」の10分の1の価格に抑えられ、蕎麦に興味を持つ一般読者も手に入れやすくなった。


●蕎麦歳時記
平成5年
秋山書店刊
1748円
江戸時代から昭和初期にいたる、蕎麦を始めとする麺類の食習慣をまとめた本。新島さんが20年を費やして集めた資料をもとに、記述、解説がなされている。今は失われてしまった蕎麦の食文化の多様さを知ることができる。


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「近世蕎麦随筆集成」

●近世蕎麦随筆集成
平成8年
秋山書店刊
8500円
江戸時代の文献から、蕎麦に関する様々な記述を収録した本。もとになった文献についての解説も載せられ、親切でわかりやすい構成となっている。新島さんの仕事の中でも、重要な一冊。



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「そば歳時記」

●そば歳時記
平成10年
中央公論社刊 中公文庫
686円
平成5年に発行された「蕎麦歳時記」に加筆し、文庫本として刊行された。幅広い内容がコンパクトにまとめられ、初心者向けの頃合いな手引書となっている。



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●蕎麦の事典
平成11年
柴田書店刊
2500円
蕎麦に関する様々な項目を、資料とした文献の出典も明記し、明快に解説してある。項目数は1155に及び、歴史から製粉、調理技術、方言や栄養、育種にいたるまで、新島さんの研究の集大成ともいえる本。特に歴史的な記述は充実していて、蕎麦研究者にはこの上ない資料となる。



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「蕎麦年代記」

●蕎麦年代記
平成14年
柴田書店刊
6930円
柴田書店発行の蕎麦とうどんの専門誌「そば・うどん」に、新島さんが18年にわたって連載した記事に、さらに3年の歳月をかけて加筆した。平成13年に新島さんは享年80歳で亡くなったが、その一周忌に出版された。新島さんを始め、彼の仕事を支えた多くの人々の思いが凝縮した労作である。

参考資料/「そば・うどん」(柴田書店刊)

柴田書店へリンクします
新島繁さんの著作は、柴田書店から発行されているものが多く、現在入手可能な本も各種あります。詳しくは、柴田書店の公式サイトでご覧ください。
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