美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　　
　愛知県幸田町の町中にお蕎麦屋さんがあります。ここに来るのは2回目で、昼時、この辺りを通った時に、目に留まりました。美味しそうな、本格的な蕎麦屋だと。結論からすると、正解です。 

　開店して間はないが、建物は、こぢんまりとした庭を造って、風情のある建物でした。入る前から、わくわくドキドキ、どんな美味しいそばがいただけるのかと。中に入ってみると、座敷と座卓があり、座卓に着席。きれいなつくりになっています。 

今回頼んだメニューは「そばセット」を注文。メニューには掲載されていなかったが、そばを「二色そば」（二八を100gと十割を100g）に快く変更してもらいました。 

　少し待つと料理が到着。まずは、十割と二八の違いを食する。色は、十割のほうが少し濃く、香りは十割が強いかな。蕎麦好きの私は、まだ、修行中の身で、説明なく出されたらわからないが、隣の客は十割そばを食べて、「やはり十割だね。味が全然違う」と唸っていた。早く、そうなりたいものだ。でも一言、おいしい。

　そば豆腐は上品で、口の中でとろけていく。野菜の天ぷらはサクサクで、蕎麦の箸休めで蕎麦つゆと合う。ご飯はかやく御飯で、漬物との相性が良い。最後に甘味、甘すぎず、締めとしてふさわしかった。ん～ん、どれも蕎麦とマッチして美味しかった。

　最後に蕎麦湯。本日の蕎麦の余韻を楽しんだ。 

　ホームページには、「厳選した国産そばを毎朝石臼で挽き、そばの三立て『挽きたて』『打ちたて』『茹でたて』にこだわっております。」と。また、こだわりの素材は、「信州下條村から取り寄せた、ただ辛いだけでなく大根特有の甘みのある親田辛味大根をはじめ蕎麦に合う素材、産地にこだわり使用しています。」と記載していた。確かに、平日昼であったが、先回同様満席で、蕎麦の薬味のダイコンもカラミ大根で蕎麦とマッチしていた。 

　満足な昼時でした。また、近くに伺ったときにはお邪魔させていただきます。