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一心(名古屋市)(愛知県

蕎麦と天ぷらにこだわり老舗的な雰囲気をもつお店 「一心」(名古屋市)
レポート提出者:雅・徳コンビさん

masaissin01.JPG このお店は市内でも街中(まちなか)からだいぶ離れた住宅街にあり、知る人ぞ知るというお店ですが、いつも遠来のお客で一杯です。私は十数年前に初めて訪れましたが、蕎麦もそうですが「蕎麦がき」のおいしさに感動した覚えがあります。私の生活圏から遠くなかなか行けないですが、最近たまたま2度ほどたて続けに訪れる機会があり、その2度目の訪問の時のレポートです。

 まず、店の玄関の斜め前に「蕎麦工房」の看板がかかった67坪ほどの建屋があり、その横の小道を通ってお店に入りますが、その建屋やお店の玄関の古びた雰囲気が、ちょっと普通の店とは違うなという期待感を抱かせます。

 中の客席は3つの枡(ます)で大きく仕切られており、奥にはもう1つ部屋がありますが、皆が黙々と蕎麦を味わう様子は老舗的な風情を感じさせます

masaissin02.JPG 私は、「味くらべ」という三種の蕎麦のセットと「おろし蕎麦がき」を、相方(あいかた)は「えび天ざる」(ざる2枚付き)を注文しました。最初に蕎麦がきが熱湯の入った大きな陶器の容器で、削りたての鰹節と辛味大根と共に熱々で運ばれてきましたが、大きな塊が4つに切り分けられており、味わうと弾力感があり噛む程にねっとり感も出てきて蕎麦の風味がしっかりと口の中に広がり、これぞ蕎麦がきという満足感がありました。

 次に最初の蕎麦が運ばれて来ましたが、木曽福島産の丸抜きの手挽きの田舎蕎麦でしたが(「がんこ蕎麦」と名付けて、店の名物にしています)、見た目は白っぽい色で普通の1人前分ほどありましたが、塩を振りかすかな香りをかぎつつ口に入れると、まことに程よい硬さの歯ざわりでじわっと蕎麦の甘い風味が拡がります。太打ちにしては味に上品な軽やかさがあり、蕎麦のうまみもしっかりと感じられ、これまで食べた「田舎蕎麦」の中でもベスト3に入ると思いました。

 masaissin03.JPG次はこれも木曽福島産ですが、普通の太さの十割蕎麦でした。やや甘めの後口のさっぱりした辛汁がよくからみ、新蕎麦らしい風味も感じられて、おいしく頂けました。

 最後は北海道蘭越町産で二八の細打ちでしたが、十割蕎麦に負けないくらいの風味を主張し、しっかりとした味わいでした。

 また特記したいのは、このお店は天ざる(えび・穴子・野菜各々)も「売り」にしていますが、相方から盛られた小えびの一部を「喜捨」してもらいましたが、上質のごま油でからりと揚げられた天ぷらは専門店のそれと遜色ないと思いました。

 この他もちろん温かい蕎麦のメニューも豊富で、そば前も蕎麦豆腐、身欠きニシン、卵焼き等6種、日本酒・焼酎も数を絞っていますが銘酒でおいしいです。

 付け合わせの蕎麦豆腐などの小鉢、蕎麦がきなどの薬味、温かい蕎麦にはつなき3割の蕎麦使用、各種の凝った器など店主のこだわりが随所に窺われます。

 近くにないのが本当に残念です。

店名一心(名古屋市)
電話番号052-661-0997
住所愛知県名古屋市港区須成町3-9-1
アクセス地下鉄名港線「東海通」駅から東海通を西へ1200m名古屋東海通郵便局をすぎ2本目の道を北へ200m
営業時間11:00~14:00 17:30~20:20(時間前売り切れ終了あり)
定休日月曜日(祝日は営業・翌日休み)
平均的な予算(昼)1500~2000
平均的な予算(夜)2000~3000
予約
クレジットカード不可
個室なし
席数27席〈7卓とカウンター3席〉
駐車場8台
禁煙禁煙
アルコール有り
ホームページ
35.1151708,136.87333999999998

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