美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

お店はスタートしてから7年。立地はトヨタ本社から5分くらいで、メイン道路から少し入っていますが道路に看板が立ててあり、サークルK明和店の裏側になります。

営業は水、木、金、土の11時30分から14時までのお昼のみで、メニューは、2-8と10割のざるそば、かけそば、そばがき、天ぷら、それ以外は2-8と10割のセットもの。 トヨタのお膝元ですが、お客様はそば好きの一般客が主体です。

十割そばを注文。お蕎麦は薄い緑がかったそばで、使っているそば粉は、北海道摩周湖産のそば粉に四国祖谷産を自家製粉でブレンドし、製粉時に独自の工夫による発芽そばを刷り込んでそばを打っている。

使っているそば粉は、いずれも現地に行って農家の方と話し込んで入手しているもので、まずい時には遠慮なく苦言を呈しているとのこと。

出てきた十割そばは、均整のある中庸な太さで水切りもしっかりとしている。一筋を口に入れ、２，３度かみます。

そばの香りが広がり、喉越しを楽しみます。次いでそのあとも２～３筋口に入れ、同じように噛み、また繰り返します。

汁をつけずにそばの美味しさを楽しめます。発芽そばを刷り込んでもっちり感が出来ています。

そうなのです。危うくすべてをそのまま食べそうになり、気がついて最後のお蕎麦を汁につけていただきました。

ここのお蕎麦には、奥様手製の「そば味噌」と肉や野菜のミンチをもち米で包んだ焼売様の食べ物がサービスでついてきました。そばセットには、3種類ほどの手料理や揚げ物がついてきます。

店主はともかく研究熱心で自己満足にとらわれることなく、お客の反応を見ながら麺の固さなども追求している。お昼営業だけですので、アルコール類はビールと焼酎のみで、焼酎は栗焼酎の「ダバダ火振」があります。