美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

お店は、数年前に名古屋で行われた万博会場に近く、その時の大観覧車を見ることができます。

周囲は住宅街で、近くのメイン道路には名古屋の老舗の2店のお蕎麦屋さんが営業しており、 その場所はこのお店にとっては首根っこに近いところで、かなりの訴求力がないと厳しい立地です。

そんな環境の中ですが、看板には「十割蕎麦」と書かれ、蕎麦が好きな方に的を絞り、リピーターが主かと思われます。

店頭には10歳以下の子供はお断りと有り、客層はファミリーというより中高年層で、自家用車の客が中心です。

お店そのものは当地で5年、その前に瀬戸市内で10年ほど営業され、 店主は独学でやってこられたようで、「蕎麦は香りが命である」をモットーに国内産の玄蕎麦を石臼で時間をかけて自家製粉して、 「十割蕎麦」にこだわりを持ってやってこられるようです。

店内は板敷で、堀こたつ形式の机×2台、座り机×2台、スタンド形式で椅子が5脚あります。

メニューは冷たい十割、温かい十割と「十割蕎麦」に徹していて、昼食用に丼セットとして親子丼がご飯ものとして用意されている。

その十割蕎麦は「黒い蕎麦」と「白い蕎麦」の二種類が用意され、 玄そばを挽きぐるみにしたものと玄そばの殻を 取り除いて挽きぐるみにしたものとあります。

どちらかというと白い蕎麦の方を食べていますが、十割蕎麦にこだわっている店主の気持ちが伝わって来るお蕎麦で風味も強い。