本日は我が家から一番近くにあるおなじみの『kikuei café』 へやって来ました。
実は、このお店の店主は高校の同級生。愛媛県にいながら私が蕎麦好きになった原因を作った一人です。東京で修業された店主が、もともとは『菊榮』という名前で手打ちそば屋を営業をしていました。連日蕎麦好きのお客様が訪れ、あっという間に松山の有名店になりましたが、一人でやっていくには体力的にきつくなり、残念ながら一度お店を閉めてしまっていました。
しばらくして、「カフェスタイルのそば屋をOPENするよ」と聞いたときは正直反対しましたが、フタを開けてみれば今までと変わらないおいしいそばの食べられるお店で、内装がおしゃれになり、アレンジされたおそばやもともと店主の好きだったワインが楽しめるお店にグレードアップしただけでした...という訳なのでcaféという店名に惑わされず、お蕎麦好きの方は是非寄ってみてください。
いつもせいろしか食べない私に、「こんどは、これを試してみてよ」と店主から言われていた『冷やしトマトそば』\1,000 を本日はいただきます。
涼しげなガラス製の器に、トマト・ゴーヤ・イタリアンパセリ・なすが蕎麦を覆い隠すように盛り付けられています。お好みで足してくださいと出されたのは、オリーブオイルと岩塩...まずは蕎麦を食べないと、とトマトを掻き分けいただきます。少し固めに茹でられた1.0mmほどの細めの蕎麦が、するすると口の中に入っていきます。出汁は非常に上品な冷たいかつおだしにトマトの果汁が混ざり暑い夏には爽やかで合いますね。ゴーヤはお酢の風味でマリネされてとても食べやすく、薄くスライスされたトマトもかつおだしと喧嘩せずおいしくいただきました。イタリアンパセリの香りもアクセントを添えてくれます。いつも食べているせいろが無骨な男性的な蕎麦とすれば、非常に繊細で華やかな女性的な蕎麦ですね。オリーブオイルを少し試してみましたが、さすがにイタリアンの感じが強くなり過ぎ私は無い方が好みでした。イタリアンパセリも少しクセがあるので、葱のようにお好みで量を調節できたらなあと思いましたが、見た目のインパクトとは違い、全体によくまとまったおいしい蕎麦でした。食後にざる汁を少し入れた湯呑とそば湯を別に出していただけたのも蕎麦好きにはうれしい心遣いでした。
ベースになるお蕎麦はしっかりしていて、尚且つ新しいもの、美味しいものに飽くなき欲求を持っている店主の新しいスタイルのお蕎麦を是非味わってみてください。
店名 | Kikuei café |
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電話番号 | 089-992-9448 |
住所 | 愛媛県松山市山越4-5-35 河上ビル 1F |
アクセス | JR松山駅より車で約20分 |
営業時間 | 昼 11:30~16:00 |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
平均的な予算(昼) | 1,000 円 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 有 |
席数 | 30席 |
駐車場 | 有 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
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