福井県鯖江市の中心部の商店街にある佐野蕎麦は、十割そばだけしかない蕎麦屋です。ご飯ものも種物もありません。本当に蕎麦のみ。しかし、その蕎麦がすごく存在感あります。
1.細挽き粉 すっきり蕎麦(スムース)
2.粗細ブレンド粉 田舎蕎麦
3.粗挽き粉 モーレツ(あばさけ)蕎麦
どれも強烈な存在感がある十割そばです。十割そばは、やはりうまいです。
原料の蕎麦は、福井県坂井市丸岡町の玄そばを、店内の石臼で自家製粉しています。1、2、3の蕎麦は同じ玄そばですが、挽きわけてブレンドを変えているので別物のような十割そばになっています。この中でもとくに個性的なのが3の「あばさけ」蕎麦です。
佐野蕎麦の「あばさけ」は、塩で食べるのがおすすめです。佐野蕎麦では三種の塩をつけてくれます。梅味の塩、わさび塩、海の塩です。だしつゆはつきませんが、別オーダー(有料)で出汁つゆをつけてもらうこともできます。出汁つゆは大根おろしの絞り汁と醤油をあわせたシンプルなものです。
しかし、せっかく塩で食べるとおいしいお蕎麦なので、佐野蕎麦では出汁をつかわずに食べるのをおすすめします。私はいつも出汁なしです。実は塩も少ししか使いません。蕎麦だけで食べても十分おいしい蕎麦なので、ついつい塩もつけずにいただきます。時々、箸先に塩をつけてなめる程度で味の変化を楽しみながら食べるといいですね。
あばさけ蕎麦は箸より太く荒々しい蕎麦です。見た目の印象は硬くてゴリゴリしていそうですが、意外にもちもちしています。まぁ太い蕎麦なのでよく噛んで味わうタイプの蕎麦ですが、噛むともっちり感がよくわかります。そして噛むほどに蕎麦の旨味がじわじわと溢れ出てきます。粗挽きの田舎蕎麦が好きな人には絶対のおすすめです。
蕎麦のオーダーは1枚単位ですが、「0.5枚」きざみで注文できます。0.5枚とか1.5枚という注文も大丈夫です。今回のあばさけは「2枚」で注文しました。
佐野蕎麦のそば湯は超濃厚で、どろりとしています。まるでポタージュスープのような濃度です。このそば湯がとても楽しみで、「佐野蕎麦では第4の蕎麦」といわれるくらい存在感があるんです。
佐野蕎麦の3種の蕎麦を一度に食べられる三種盛りが人気ですね。初めて佐野蕎麦を体験するなら三種盛りがいいかもしれません。
店名 | 佐野蕎麦(鯖江市) |
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電話番号 | 090-8262-8833 |
住所 | 福井県鯖江市本町2丁目2-22藤田ビル1F |
アクセス | JR鯖江駅から徒歩10分 鉄西鯖江駅から徒歩8分 |
営業時間 | 日祝 12:00~17:00 月 火 金 土 11:30~14:00 17:30~19:30 水 11:30~14:00 |
定休日 | 木曜日 |
平均的な予算(昼) | 1000円~2000円 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無し |
席数 | 24席(テーブル54卓16席、小上がり1卓8席) |
駐車場 | 店前の道路は駐車可能 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
ホームページ | http://sanosoba.com/ |