美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

福井県池田町の役場付近にある、創業40年のお蕎麦屋さんです。

木のぬくもりの感じるような、休憩場所にもぴったりなアットホームな佇まいとなっています。

市街地から車で山道を通るので、訪ねるのは一苦労ですが・・・

それでも、他ではなかなかお目にかかれない、塩味のつゆを使ったそばは一見の価値があると思います。

お店に出されるおろしそばは、一杯650円で、以下の3種類のだしのいずれかを選べます。

 

1. 塩だし

だし汁に塩と酒で調合された、色の澄んださっぱり味です。

お店の先代が開発したもので、おそらく他では味わえないと思います

1. 生醤油(きじょうゆ)

おろしそばのルーツとなったもの

醤油と大根おろし、生わさびの組み合わせです。

精進料理として、お寺のお坊さんがよく食べていたそうです。

1. 醤油だし

だし汁と醤油と調合されたもの

現在、福井県の多くのお蕎麦屋さんで多く見かける程の定番となっています。

 

まず蕎麦湯が一番始めに出てきました。

さて肝心のおそばは、とりあえず2杯戴こうと考えていましたが、14時前での利用だったため、どのおろしそばにするか迷ってしまいました。

夜までに食べ過ぎないために・・・

そこで店員さんに聞いてみたら、塩だし→生醤油の順に食べるのをお勧めされたので、そうしてみました。

 

お蕎麦は2種類同時に出てきました。

いずれもシンプルな組み合わせ故に、だしの存在感は抜群で、ごまかしが効かない素材の持ち味を堪能できました。

生醤油の方に使われている生わさびは、なめらかで大根おろしの辛さをより高めています。

お蕎麦は九一で、濃厚な田舎風です。

のど越しがよく、もっちりとした太麺となっています。

一杯の量は、ややこんもりとしていて、これなら3杯以上食べられると思った位です。

他にも、かけそばや冬季限定のそばもあるとの事です。

今回食べなかった醤油だしを含め、次回訪ねる際に利用してみたいです。