かなり広めの店内である。20席以上はありそうだ。子供連れの若夫婦も多くにぎやかで、老夫婦の静かさと対照的。若いカップルやグループ、店にくる人はタクシーと自家用がほとんどでご近所さんではないようだ。カウンター席に座り中庭の緑に目をやりながら蕎麦の作られていく過程を想像して待つこと30分。
手挽きざる1枚(竹のざるが豪華な高台付のもので珍しい)に天ぷらを付けて頂いて1800円。お目当てにしていた蕎麦三昧 2000円や蕎麦掻1200円もなく残念。
蕎麦の実は奥飛騨産、長野産の、手刈り、天日干しのみを使用。手回しの石臼〘1分間18回〙とふるい(馬の尾の毛を使用)を用いて、自家製粉した手作りの蕎麦の味、3割の小麦をつなぎに入れて・・・蕎麦は透き通り・・・茶褐色の★星も入り、箸で持ち上げた時の感触はやはり感動がある。
手引きは電動石臼とこうも違うのかという思いである。自然食とはこのこと。畑から店まで人工的なことが少ないとこのような蕎麦に出会えるのはうれしい。
食感は蕎麦の方から語りかけてくるような温度とキレ味である。キレ味とは蕎麦のシャープ感で断面の4隅がわかるような蕎麦の原点があった。蕎麦だけで汁はいらないと思うくらいである。石臼で玄蕎麦を潰すのではなく切っているというが、使用している臼は溶岩で目立ては月1回しているという。蕎麦に対する店主の理念と実行力、継続が名店と言われるに値すると思う。
汁は鰹節のしっかりした匂いが蕎麦猪口に漂うものであった。蕎麦に付けた時は1段も2段も階段を上がったような別な味わいがする不思議さがある。
天ぷらは海老2本とカボチャ・ネギであったが、からりと揚がっている。さすが精進料理をきわめた方の天ぷらと納得した。
店名 | 手挽き 手打ち蕎麦 仲佐 |
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電話番号 | 0576-25-2261 |
住所 | 〒509-2202 岐阜県下呂市森 918-47 |
アクセス | JR高山本線 下呂駅下車 15分 |
営業時間 | 昼 11:30〜売り切れ仕舞い |
定休日 | 水曜日 (祭日除く) 不定休あり |
平均的な予算(昼) | 2000円~4000円 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | |
クレジットカード | |
個室 | |
席数 | |
駐車場 | 有 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
ホームページ | http://nakasasoba.com/ |