美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　釧路のそばの定番といえば、緑色のそばがあります。今回はその影響に大きく関わっている、竹老園東家総本店に行きました。

　釧路駅から春採湖に向かって南に行くと、お店があります。道路を挟んだところに広い駐車場があります。

　お店は道路沿いにテーブル席の入り口と、奥に座敷の入り口があります。座敷の入り口は庭園に向いており、日本料理のお店のようにも感じられます。座敷は一人300円の席料があります。今回はテーブルが2席ある座敷に入りました。

　竹老園には、茶そば、蘭切りそば、かしわぬき、そば寿司の4品が楽しめる「特製品コース」というコース料理があります。ですが、今回は温かいそばも食べようと思い、冷たいそばから大もりとかしわぬき、そして温かいそばから海老天かしわを注文しました。

　緑色のそばは、更科粉に抹茶を入れて色づけしているとのことです。今ではクロレラを入れて色づけしているお店が多いようです。もりそばの細くつるつるとした麺は、更科ならではの食感を楽しむことができました。かしわぬきのかしわは薄切りになっており、汁は薄すぎず濃すぎずで、そばと絡めても食べやすかったです。

　海老天かしわは、大きな海老天が一本のっていました。天ぷらはごま油で揚げているそうで、汁にごま油の風味が入り、良いにおいがしました。かしわと長ねぎがたっぷり入っており、具だけでもかなり満たされました。

　次は特製品コースを食べに行こうと思います。