美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

 　午前９時に車で、旭川を出発、国道２３７号を南下して、途中、美瑛、富良野を通過、東山手前の東大演習林から、占冠に向かい、道の駅「樹海ロードしむかっぷ」で休憩、その後、また沙流川に沿って南下、びらとり温泉、二風谷アイヌ資料館、二風谷ダムを横目に通過、約３時間で日高町富川に到着、Ｔ字交差点を左折して国道２３５号に入り約１０分で目的地「香雪庵」！ 

 　店主の生方（うぶかた）茂美さん７１歳は、５６歳で早期退職制度で電機メーカー（システムエンジニア）を退職してから、手打ちそば道場で腕を磨き、１５年前に開店したそうです。 

店名の香雪庵は、二人の娘さんの名前から命名されたとお聞きしました。 

店の名物は、「カニのかき揚げ」で、カニの旬の春の時期に、地元の毛ガニを大量に仕入れ自分でゆでて、殻剥きをして冷凍保存をしているとの事。

　私は、名物「カニのかき揚げ」とお聞きしましたが、初めての来店で、蕎麦に素直に向き合いたく、もりそばを注文。
　麺は、北空知産の２種類のそば粉（殻からの全粒粉）をブレンドした「二八蕎麦」。盛りが良く（量多め）、太さは中ぐらいで、ホシが有り、切り口がシャープでコシが有り、蕎麦の甘さが口の中で広がる麺でした。つゆは、少し甘めで、かつおの香りがほんのりと感じる 仕上がり、麺との相性も良い蕎麦でした。 

　薬味は、食後の蕎麦湯を十分に楽しめる量が添えられて、私には嬉しい店です。蕎麦湯は濃いめでした。