美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　暖簾をくぐると、ドアの手前にちょっとしたこだわりのディスプレイ。期待してドアを開けます。
　縦長の店内、手前左壁に向かって5席のカウンター、右側が厨房で、その奥に横長なテーブルがならんでいます。ほぼ満席に近い中、一番奥の席に着きました。

　お蕎麦は全て十割の手打ちということで、お品書きや壁の数ヶ所に『是非冷たいお蕎麦を』と書いてあり、テーブルにはこだわりの食べ方まで記載してあります。

　セイロに茹で上げたニラを混ぜたニラ蕎麦がオススメの様ですが、この日、暑かったのもあり、ここはサッパリと梅おろしそばを注文致しました。

　数分して運ばれた蕎麦は、黒い挽きぐるみの細めなお蕎麦、先ずは蕎麦そのものをたべてみると、しっかりとした風味と香りそして、コシもあり、嚙みしめるたびに蕎麦の味が口の中に広がります。
　そばつゆをチョコに少しとって、今度は蕎麦の先に漬けてすすると、辛めの節の効いたタレが後に来て、合いますね〜。

　そこに私は邪道かもしれませんが、蕎麦湯を入れて、薬味の辛味ダイコンとシソを落とし、箸先に少し梅肉を取り蕎麦に乗せながら食べます。濁った蕎麦湯が又一層風味を強くし、味わいながら完食致しました。