帯広市の西隣にある芽室町の北方向の静かな高台に、植物性のモール温泉が湧き出る日帰り入浴施設「ゆもーる川北」に併設して「そば処 縹(はなだ)」がある。縹とはむかし庶民が着ていた普段着の裏地に使われていた布を指すといい、店主はそばを食べに普段着で気楽に寄って欲しいとの気持で、店の名前になったという。
店主は「一茶庵」(札幌市)の手打ちそば屋開業者向けのそば教室で学び、独り立ちした今でも蕎麦の奥深さに圧倒されっぱなしで、研究心だけは衰えていないと話す。
「田舎にしますか、更科そばにしますか」の二択できるので、今日は縹オリジナルという更科のセイロにしました。北海道産のそば粉を厳選して季節に応じて道内各地の製粉所から取り寄せている。更科の場合この時季はつなぎに地元産の小麦粉を使用して外一で打って、田舎は十割にするそうだ。そばを茹でる釜が気になっていたのでチョットのぞいてみると、田舎そばと更科そばを茹でる釜は別々であったので安心していたところに、注文した更科そばセイロが運ばれてきました。
白っぽい色合いのとてもつややかな上品な感じがして、ゆっくりとそばを手繰りそのまま口に運んだ瞬間、ストレートに伝わるそばの香りがたまりません。そば猪口のつけ汁は量が少なく鰹だし風味の辛口の濃い目でして、少しだけ付けて食べるタイプということなので汁に付ける量によってそばの味をも左右する。しかも繊細な喉越しが癖になりそうです。
毎日特別に作っているという白濁したそば湯を飲みながら、次回は、肌に良いモール湯温泉にゆっくりと浸かってから、十割の田舎そばの味を楽しみたいと贅沢な気持にさせてもらいながら、豆類の収穫作業まっさかりの十勝野を見ながら車を走らせました。
6-1 更科セイロ・薬味は練りワサビとねぎ/700円
6-2 店舗の出入り口
6-3 入浴施設「ゆも~る川北」の左側棟が店舗
店名 | そば処 縹 |
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電話番号 | 0155-62-1323 |
住所 | 北海道河西郡芽室町北芽室北4線27「ゆもーる川北」内 |
アクセス | JR芽室駅から車で15分、JR帯広駅から車で40分 |
営業時間 | 昼のみ/11時~15時 |
定休日 | 月曜、第3火曜日 |
平均的な予算(昼) | 昼/1000円 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 不可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | 小上がり席8席~10席、テーブル席10席 |
駐車場 | 有/広い |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有/ビール、日本酒、 |
ホームページ | なし |