美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

蕎麦粉は、以前、清水町の自家栽培をしていましたが、年間を通して、安定した性質維持が難しいため、最近は、清水、新得、知床のブレンドを使用。

蕎麦粉の種類は、３産地ともキタワセ種を使用。 製粉は、丸抜きからの自家で石臼挽きを採用しています。

麺は、小麦粉一割の一九蕎麦の細麺で腰があり、切り口は、手打ちの良さが表現されている麺です。

香りと甘みが有り、上記の３産地キタワセをブレンドの良さを、丁寧に美味さを表した麺で、そばつゆが絡むと、また、蕎麦自体の味と違う味が口の中に引き出されます。まずは、つゆを付けないでお試しください。

そばつゆは、辛口で、麺との相性も良く、北海道の人たちが好む、つゆにどっぷり付ける食べ方でも抵抗は無いそばつゆだと思います。 蕎麦湯は、開店すぐに来店しましたが、トロトロとした蕎麦湯です。

食後に、飲み物のサービスがあり、嬉しく思いました。

ご主人の三品征次さんは、上品で物腰が優しく接客しておられ、時間がある時には、蕎麦に付いてのお話も丁寧にお答えしていただけます。

ご主人の上品で優しい性格と美味しい水と良質な蕎麦粉が醸し出された美味しいお蕎麦でした。

店舗の建物は、明治２０年に相倉合掌集落で民家として建てられ、昭和４７年（１９７２年）に帯広の緑が丘公園に移築され、３０年間、帯広合掌円苑として親しまれた建物でしたが、平成１５年１２月（２００３年）に十勝千年の森に移築復元された茅葺き屋根の合掌造りの家です。