住所は函館市豊川町といっても、平成の市町村大合併で旧南茅部町でした。
この町で昭和8年に旅館兼住宅として建てられた老舗の旅館です。昭和初期に歴史を知るうえで貴重な建物であることが評価され、函館の歴史的風土を守る会から2010年に歴風文化賞が贈られています。
旅館の玄関の引き戸を引いて入ると、ご主人と奥様が奥からわざわざ出迎えていただき恐縮な気持ちにさせられました。スリッパに履き替えて上がり、入って右側がガラス張りの蕎麦打ち工房があります。
その先の右側に8畳間が二間続きの書院造りの部屋が食堂となっています。
柱はヒノキ材、床柱には黒檀が使われていて、欄間は細かな彫刻が施されていて重厚感が漂う。
厚沢部産の蕎麦粉と駒ヶ岳(七飯町)の伏流水を使用して二八でご主人が手打ちした蕎麦です。
薄灰色で中細麺でしたが、切り揃えが残念ながら不揃いで蕎麦麺を手繰り寄せると途中で切れる麺帯もありましたが、なんのその蕎麦のコシは思ったよりも強く、噛み応えがあり蕎麦の風味も噛むほどに強くなる蕎麦でした。
つけ汁は、昆布の本場でもある南茅部産白口浜真昆布をふんだんに使用しただけあって、昆布の味が勝っていて昆布の旨味の強い濃厚な出汁が出ていた辛汁でした。
店名 | 手打ちそば 久蔵 |
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電話番号 | 0138-25-3001 |
住所 | 北海道函館市豊崎町64 |
アクセス | JR函館駅から車で約1時間 道の駅「縄文ロマン南かやべ」から車で10分 |
営業時間 | 昼/11:30~14:30 |
定休日 | 毎週木曜日 |
平均的な予算(昼) | 昼/1000円 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | 和テーブル 24席 |
駐車場 | 有/10台 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有/日本酒 |
ホームページ |
41.93902,140.93516420000003