美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　店主の大滝俊晴さんは北海道釧路市のご出身。平成17年4月に脱サラして「粋に蕎麦を食す」との想いで、始めたとのことです。もと営業関係の会社に勤務されていたこともあり、明るくて社交的な店主さんです。活気もあり味にもすべてにこだわりを感じられます。

　今日は"十割蕎麦"もりそばをお願いしました。打ち上がって来た蕎麦は香りもよく、光ってつやがあり、まるで生きものみたいな感じを受けました。

　口に運ぶと固過ぎでもなく、柔らか過ぎでもなく、歯応えも充分にあり噛めば噛むほど食味が増して「うまい」の一言でした。

　また、ピリッとした薬味の辛味大根おろしを適当にチョイスし、蕎麦に絡めて食べると蕎麦の甘味と薬味の辛味が口の中で広がり最高の食感で味わうことが出来ました。

　蕎麦を食べ終わった頃に、サービスになっている"そばがきのしる粉"が出てまいりました。蕎麦と小麦粉を練りつぶしたダンゴ２つがおしる粉に馴染んでおり、とてもシンプルな味がしてこれまた美味しくヤミつきになりそうです。

　昔、子供の頃に母が作って呉れたおしる粉を思い出し、ふと懐かしさを感じた次第です。

　"そばがきのしる粉"これは特にお薦めです。