美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　北海道の文化発祥の地といわれる江差町。北前船交易によりもたらされた伝統芸能や生活文化が伝承され、街並みは幕末ロマンを漂わせています。

　市街地のなかに法華寺がありますが、その山門は300年以上前に建てられ、北海道最古の建造物（町指定有形文化財）のひとつといわれています。

　その法華寺通り商店街の並びには、買い物に散歩に家族連れが行きかい、賑わいを見せている通り沿いに、訪れてみたいそば屋さんがあります。

　店内は重厚なテーブルが設置されていて、内壁の一面には大きなスピーカーが置かれジャズが程よい音量で流れています。そば屋さんではなく洒落た喫茶店に迷い込んだかのような雰囲気に包まれています。

 　今日は土曜日でしたので、運よく土日限定の十割蕎麦をいただくことにしました。

　　テーブルには店主こだわりの蕎麦について、メニュー板に説明されてありましたのでご紹介します。 

　『　高級そば粉「氷冷華」は幌加内産玄蕎麦・氷冷製粉蕎麦粉100％使用の十割蕎麦です。店主こだわりの蕎麦を十二分に味わっていただきたく「もりそば」のみでお出しします。蕎麦本来の味をお楽しみください。

　　蕎麦つゆは「かめ」の中で継ぎ足し熟成された秘伝の「かえし」と宗田鰹をその都度削り出し、仕上げに花鰹と合わせた風味豊かで腰の強い「出汁」との組み合わせ。やや辛口にも、とてもまろやかな味わいに仕上げています。　』 

　私も、この説明の通りの感想で、幌加内産のそばは何と言っても北海道を代表するそばだと改めて感じました。