美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　北海道に来てやっと3日目に摩周そばが食べられるお店にありつけました。道東には手打ちの蕎麦が食べられるお店は数えるほどです。お蕎麦屋さん自体は多いけれど中標津でも手打ち蕎麦が食べられるのは3軒だけと店主の方も言ってました。中標津で摩周そばが食べられるのはこのお店だけです。 

　ビルの1階部分がお蕎麦屋さんです。外からも中に入ってからもお蕎麦屋さんと言うより居酒屋風なこぢんまりとした落ち着く雰囲気で、気軽に入っていける感じです。 

　通常は二八そばで、200円増しで十割、数量限定で「どじょう」と言う太いそばと細いそばが混ざったそばが50円増しで選べます。麺の硬さも、柔らかめと硬めを選ぶこともできます。 

　盛り蕎麦を注文しました（盛り蕎麦600円十割が＋200円です）
　夏の真っ只中、こんなに甘みのある蕎麦をいただいたのは初めてでした。つゆなしで最初一口食べた瞬間、冷たい感触のあとに甘みがやってきてあぁ蕎麦ってやっぱり美味しい！としみじみ感じました。

　夏にこんなに蕎麦の味を感じられるお店に出会えたなんて幸せです。 つゆも甘口で濃すぎず、唯唯美味しさを感じるひと時となりました。 お蕎麦の種類も多く、こんなお店が近所にあったら良いのになと思いました。 

　日本で一番早い新そば祭りが行われる摩周のそば祭りが行われる前の週に行きました。このお店もお祭りに参加していると聞きました。摩周そばを大事にしようと言う気持ちもとても感じられました。「新そば」にこだわらなくても1年中美味しいお蕎麦を提供してくれます。

　なかなかついでに行ける場所ではありません。わざわざ訪れてもらえるお店になって欲しいと願います。