美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　店主は瀧澤澄翁さん、開業は1995年、奥久慈旧山方町でそば道場久慈川翁を設立。その後軽井沢に移転、2005年に現在地へ。近所には、そば畑が多く見られる。

　大通りから入ると、店の看板が隠れ、「手打」しか見えない。HPを見るとどうも隣のすし屋さんによって目隠しされてしまったようだ、明るく面白い店主なのに。

店主が花番をしていて、トークが面白い。「もりそばの粋で旨い食い方」などの指南書があちこちにあり、一言多い大将よりとなっていた。現在、新蕎麦幌加内産キタワセを使用、11月下旬より常陸秋蕎麦になるという。

「汁が濃いので、チョコっと付けてそばを食べる」と書いてあるには、鴨せいろの汁は、出汁がきいているが、そのまま飲めるくらい薄目。そばは、さすがに 江戸そば一筋と自慢しているように、美味しい。細打ち、角あり、のどごしよし、香りは少な目、妻には足りないようだが、腰あり。量は、多目の130ｇ。薬味の葱はほぐされている。

　天せいろは、海老1尾、キス、なす、舞茸、ししとうの天ぷらで、抹茶塩で食べる。
　そば善哉は、そば団子用のそばがきと同じなのか、固めで、甘さ抑えめのつぶあんで食べる。たくあんが付いていた。甘党の私は、大変おいしく戴きました。

　この店のそばは美味しいので、是非、常陸秋蕎麦の新そばでも味わいたいですね。
　鴨せいろ\1,550、天せいろ\1,500、そば善哉\450×2　合計\3,950