美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　数少ない石臼挽き自家製粉、しかも電動ではなく手挽き石臼でそば粉を挽くというこだわりようです。
　手挽きでしか味わえないという独特のプリプリとした食感と透明な質感の蕎麦です。そして、「黒い星」が入った挽きぐるみの田舎蕎麦です。粗挽き好きにはたまらないお蕎麦屋さんなのです。
　手挽きの石臼で毎朝、そば粉を挽いているそうです。一日分の蕎麦を挽くのに３時間くらいかかるそうです。

　今回は、その手挽きのそば粉で手打ちした田舎蕎麦と一緒に味わえる、とってもお得なランチセットをご紹介します。

　浄楽の田舎蕎麦には香りがあります。田舎蕎麦らしく蕎麦の甘皮も挽き込んであります。食感はぷりぷりっとした弾力とコシがあり、噛むほどに蕎麦の味わいが溢れてくる蕎麦です。

　石臼手挽きというと金沢のたもんさんを思い出しますが、よく似た蕎麦質だと思います。二八で打っているのも同じです。どちらかというと浄楽さんの蕎麦のほうが少し太めのせいか、ぷりぷり感も香りも強い感じです。 

　そば処　浄楽さんには何度か来ていますが、いつもたのむのは蕎麦の大盛りばかり。人気になっている「田舎蕎麦ランチ」は今日初めていただきました。

　今日のそばランチのメニューは、蕎麦豆腐、金時草の天ぷら、かき揚げ、サラダ、お漬物、そば飯、田舎蕎麦でした。お値段は、とても良心的ですね。 

　なお、料理が出る前の間には、自家製の揚げ蕎麦ポッキーをだしてくれるのがうれしいです。勘定をするさいに、ついつい買ってしまうおいしさなのです。
　食後には濃い目のそば湯をいただき、まったりと至福のひととき。

　料理内容にも蕎麦がけっこう使われていて蕎麦好きにはたまらない蕎麦ランチでした。おいしくいただきました、ごちそうさまでした。

浄楽はもともとご自宅だった家を改装して蕎麦屋としています。店内にはいろりがあり、とっても落ち着いた和空間となっています。