美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　田園地帯の真ん中、ＪＲ能登二宮駅前の閑静な住宅街にある石臼自家製粉のお店。

　店に入るとこじんまりと掘りごたつ式のテーブル席とカウンター。入店が午後２時だったので他にお客さんはいない。ＢＧＭはジャズ、午後の陽が静かに店内に降り注ぎ明るい。

　ご主人おすすめの「一休そば」をいただく。粗挽きの十割で、今日は長野産。かなりの細打ち、蕎麦の香りが強い。つゆは甘さを抑えたすっきりタイプで私好み。

　「そばがき」もいただく。ほのかに緑色が感じられる艶のある肌。つゆを張って出され、上にわさび、蕎麦の実、ミツバが添えられている。ホワ～ッ、ハフハフ、しっかりしていながら柔らかい。つゆもかつおが効いておいしい。一気にいただいてしまった。とにかく絶品。ご主人入魂の一品という感じ。粉は福井産。このつゆからして、次回は是非「かけそば」をいただいてみたい。

　気さくなご主人は、辛味大根にこだわっておられ、冬場にはもっともっと辛い、いい大根が入るそうです。ごちそうさまでした。