美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　金沢市郊外、田上町にあるお店。山側環状からちょっと入ったところ。すっきりしたまさにカフェという外観。開店と同時に４組が入店。みなさん車で開店ちょうどに合わせていらっしゃるんですね。店内は白い壁に白い椅子で明るく、やはりカフェ。女性一人でも入りやすい店づくりをされていると店紹介のリーフレットにもある。

 　期間限定の「香箱蟹の玉とじあんかけそば」を注文。香箱蟹（ズワイガニの雌）は漁期が１２月いっぱいと短いのでどうしてもはずせない。湯気をたてて蕎麦が到着。蟹を一匹まるごと使っており、ピンクの身、あずき色の外子、オレンジも鮮やかな内子。蕎麦は細打ち。薬味はすりおろし生姜。蟹と玉子の混沌を一気にすすり込む。下の方から内子の大きな塊が現れる。まるで宝物を掘り当てた感じ。お腹いっぱいホカホカになりました。

 　次に、定番のもりそばをいただく。粉は北海道旭川産新蕎麦。細打ちで色は明るくやさしい香り、のどの奥を甘みが過ぎる。コシはしっかり。

パティスリーでも修行されているとのことで、「そば茶のブリュレ」や「青りんごとレアチーズのムース」など自家製デザートも豊富。女の子が喜ぶこと間違いなし！

 お昼限定で、もりそばにお造りやとろろそば飯などが付いたセットもある。また、自家製の「にしんの旨煮」、「なすのそば焼き味噌」などの一品で蕎麦前もできる。