美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　岩手県の知人から、お薦めの生そば屋さんがあるので一度行ってみてとの事。
　普段仕事で出張する際の北限は、宮城県の仙北までですがなんと朝8時から通常営業しているらしいとの事でしたので、朝一の得意先訪問前に行くことが出来ました。

　注文時に、北海道産使用のそば粉と地元金ヶ崎産使用のそば粉の2種類のそばがあるとの事でしたので、2段重ねのせいろそばをそれぞれ1種類ずつでお願いしました。
　北海道産のそばは、やや白めで太さと延した厚みがほぼ同じ位でしたが、噛むと麺が程よく締まっており心地よい弾力が楽しめました。かなり細かく石臼で挽きこんだ全粒粉のそば粉を高配合で打っていると思われます。
　
　金ヶ崎産のそばは、見た目は北海道産よりやや黒めですが太さは同じくらい、噛み進めると奥のほうから独特の味わいが感じられます。うまく表現できないのですが、味がしっかり感じられるのです。

　つゆは、かえしの醤油感が鰹のダシ感よりやや強く、すっきりしており、ここのそばの太さにはばっちり合っていました。

　朝8時半ごろの訪問でしたが、先客は1組、食事中に2組の来客があり、早朝の営業も地元に根付いているようです。