美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　こちらの花ももさんは、「田舎そば」と「ざるそば」の２つが主なメニューとなっています。汁や薬味の追加なしでのそばの追加を安く注文できるようにされており、私はいつもどちらも食べたいので、まず一枚目は「田舎そば」、二枚目は「ざるそば」というように注文することが多いです。 

　お蕎麦はいずれも二八です。ツユは関西風の出汁の効いたやや甘めのもの。別に粗い粒の塩も添えられており、塩をつけて食べることもできます。薬味はワサビとネギです。
　
　この日も両方のお蕎麦を注文しまして、まず一枚目は「田舎そば」です。茶色く太めでコシのあるお蕎麦で、しっかり噛んでいただくと蕎麦の香りが強く感じられます。太くてツユはあまりのらないので塩の方が合っていますが、むしろ塩も何もつけない方が美味しい。 

　「田舎そば」を食べおわる頃、二枚目の「ざるそば」がでてきます。「ざるそば」は細めの加水の多いツルッともちっとしているのが特徴。水切れもよく、蕎麦の香りもしっかりしています。塩でもツユでも美味しいです。 

　花ももさんは量も多めで、二枚を食べるともう満腹感がいっぱい。
　蕎麦湯はサラっとしたゆで汁で、最後にお腹をおちつけてお店を出るのでした。