美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

京都に行くと、亀岡市まで足をのばして、『拓朗亭』に、立ち寄ります。

ここを素通りするなんて、もったいなくてできません。

『拓朗亭』は、「たろうてい」と読みます。

蕎麦好きには、良く知られた、十割蕎麦の名店。京都付近では、かなり早い時期に生粉打ちを始めた、十割蕎麦の草分けともいえる店です。

その『拓朗亭』が、蕎麦屋をやめました。

と言っても、そこは生きること自体がジョークみたいな、ご主人の矢田昌美さんの言うことですから、額面通りに受け取らなくていいんですが、いろいろ思うところがあって、新しい店に移転して、さらに理想を追求するという冒険を始めたわけなのです。

こんどの店は『拓朗亭・無国籍そば会席の店』という屋号になります。

もともと、会席料理を始め、各国の料理の達人でもある矢田さんですから、蕎麦以外の料理にシフトしても、不思議ではないのです。

というより、今までそれをしてこなかったのが、もったいない話で、やっと重い腰をあげてくれましたか、という感じです。

矢田さんは、蕎麦で、極上の味を、苦もなく引き出す人ですから、他の食材を使ったら、これは大変。蕎麦＋海鮮＋ワイン＋etcで、まさに無国籍の美味世界が堪能できます。

蕎麦は、もちろん大好きだけど、美味しいものなら、なんでも好きっという方は、『拓朗亭・無国籍そば会席の店』に行って、「さあ、どうにでもしてくれっ」と、なすがままになってみることを、おススメします。

美食の達人、矢田師匠ですから、きっと悪いようには、しません。

特におすすめしたいのが、「ローマ法王の刺身とやら」という料理。蕎麦も必ず食べないと損ですが、この不思議な名前の料理は、食べないと大損します。

あたらしいお店の場所、少し離れたところに移転しました。

アクセスは、新しいホームページが開設されていますので、そちらをご覧ください。

(拓朗亭のホームページへ)

https://taro-tei.com/

 いい店ですよ。