美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　今回も、名古屋の名店「紗羅餐」で修業をされたお店を紹介します。

　『大阪の「砂場」のそばの味を考える』の蕎麦のソムリエ講座に参加するため、京都に出かけました。

　11時30分に京都駅に到着し、徒歩で向かい15分ほどで到着。

　暖簾をくぐると早速中居さんに2階に案内されました。1階部分は京町屋の中庭をイメージした感じで、右側奥に蕎麦の打ち場がありました。

　ひとりでしたので、五条通りが見えるカウンターに着席しました。お客様は3組程お見えになりました。

　メニューを見ますと、蕎麦の太さを3種用意されておりお好みで、細切り・並み切り・太切りから選べると書いてあり、冷たい細切りが好きな私は細切りのざる二八を、また別にドリンクメニューがあり「日本酒5勺から」と書かれており、躊躇せず併せて注文しました。

　目の前に置かれたお蕎麦は注文通り細く、見た目にも腰があり清々しく思えました。一口食しますとのど越し良く、鼻に抜ける蕎麦・つゆの風味の両者共が上品でした。さらっと一枚食べ終わりましたが、後があるため2枚目は止めました。

　お勘定の後、中居さんから「おおきに」のあいさつに、京都情緒を味わいつつ、お店を後にしました。またゆっくりお邪魔したいと思いました。