「瑞萌千本杵搗製法(みずもえせんほんきねつきせいほう)」という古代からの伝統の技を用いてつくられている「どうずきそば」(1600円)を茅野で食することが出来ました。
石臼手挽以上の食感があり、びっくりしましたので報告します。
八ヶ岳山麓の蕎麦の実を甘皮付きのまま低温水につけて、人間の手でできない部分を千本杵搗機で直捏ねして生地にしているそうです。 お店の方は300回ついていると話しています。
粗搗を延ばし、江戸そばのように細く切ってあります。お店の方は甘皮の甘みとそばの香りを楽しめますといっていますし、パンフレットにも(茅野商工会議所)そのような記載があります。
新そばではなかったのですが、皿に盛られてテーブルに置かれただけで、そばのいい雰囲気が届きます。色はやや濃いめの茶系でした。
前の席の方が「10割早刈り新蕎麦のもり」でしたが、負けていない香りと歯ごたえでした。とくに粗めの食感は素晴らしく感動です。
玄蕎麦ほどの黒さ・粗々しさはなく、繊細な蕎麦の味を内に秘め、中から外へ甘みと歯触りの揺れを醸し出してくる・・・。
石臼手挽のやさしさより力強さを感じるのは、杵つきという所作がなせる技かもしれない。また、低温水と甘皮の作用がこのような変化をもたらす事に興味が湧いてきます。
汁は、鰹節系のやや濃い醤油味がする。水と塩の両方も提供されたが、どちらもそばの本質をそこねない食べ方につながっていく。
店の入り口、店内はシックで落ち着いたウッドの内装。器の陶器もそばによく合う形状で、ゆっくりした気分で食事が出来る場でありました。
また東京からスーパー梓に乗車して出かける価値があると思ったひと時です。
店名 | そばきり吉成 |
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電話番号 | 0266-73-9910 |
住所 | 長野県茅野市本町東 7-61 |
アクセス | 茅野駅から1400m |
営業時間 | 昼 11:30〜15:00 夜 17:00〜22:00 |
定休日 | 木曜日 |
平均的な予算(昼) | 2000円 |
平均的な予算(夜) | 4000円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不明 |
個室 | 有 |
席数 | 不明 |
駐車場 | 有 |
禁煙 | 不明 |
アルコール | 有 |
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