美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

庭園そば処　みさとは、安曇野市の三郷小倉地区に在ります。　この地区は、りんごの栽培が盛んな

ところで、店の近くにも沢山のりんご園があります。

この店の建物は、地元の古民家をそば処として転用されています。

過日、初めて家内と訪ねてみました。

店内に入ると、座敷に案内される。開店直後で先客は一組のみ。　手入れの行き届いた庭園が素晴らしい。水舎小屋まであります。

料理は、女将さん推奨の「みさと御膳」と家内はかけそばを注文する。

「みさと御膳」は長野県の三つ星のレストラン認定メニューで、

健康づくり、食文化の継承、環境の３つに総合的に取り組んだお店にだけ与えられる栄誉ある称号だそうです。

しばらくして、料理が運ばれてきました。

お膳には、もりそば、天ぷら、牛蒡付け汁、小鉢と薬味が添えられています。

天ぷらは赤いもみじ葉が色鮮やかだ。他にシソの葉、かぼちゃなど自家野菜が

やや小ぶりに盛りつけられています。

薬味の塩を付けていただく。もみじがサクサクして食感が素敵です。次にそばをいただく。この店のそばは、地元の契約農家が栽培したそば粉を使用。水は、北アルプス黒沢川源流の水を使っているとのこと。

二八そばですが、やや黒目の田舎そばです。口に含んで噛んでみるとそばの香りが口の中に広がります。牛蒡付け汁は地元の山形村の牛蒡と信州豚のみのシンプルな一品です。そばを付け汁に絡めて食味する。牛蒡の香りと豚肉の旨みが浸み込んでいてとても美味しい。

そばとの相性も良い。そばがやや少なめでしたので瞬く間に完食。家内のかけそばも至ってシンプルで、そばがやや少なめ。小食の家内には丁度良いボリュームでしたので残らずいただけました。

お膳が下げられて、デザートに抹茶とそば菓子が運ばれてきました。そば屋で抹茶は珍しい。

抹茶をすすりながらそば菓子をいただく。菓子が抹茶にマッチしてとても美味しい。そば菓子(娘さんの手製)を土産に買おうとしたら既に予約で売れ切れ。素晴らしい庭園を眺めながら、名物そばをいただき誠に贅沢な一時でした。