美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

 木曽路に美味しいお蕎麦がない。という風説は間違っていますね。確かに、木曽路に行くとたくさんのお蕎麦屋さんがあって、何処のお蕎麦屋さんに入れば、美味しいお蕎麦にめぐり合えるのだろうと迷いますね。かといって片っ端から食べるわけにも行かず、本当に迷います。　

　そんなときは、高速のサービスエリアの売店の女性や道の駅のおばちゃんに聞くに限ります。今回も、いろんなガイドブックで載っていなかったお店に入りました。

　ざる蕎麦（７００円）、季節の天ぷらと掻き揚げを頼みました。

お蕎麦は、ちょっと太めで田舎そば風で、実は、そろっていません。

食味は、いかにも手打ちでぶちぶち感もあって、これぞ田舎そばって感じです。

　出汁は、ちょっと辛めですが、このお蕎麦にやけに合います。

　決して、洗練されたお蕎麦とはいえないかもしれないが、木曽路でこんなお蕎麦が食べれて幸せでした。昔は「おんたけ食堂」といって地元の方、行商の方の食事どころだったと聞きました。だからこそか、地元の方もゆっくりと食事されています。従業員の方（店主とばあちゃんと女将さん？）も、話しかけるとぼそぼそとお話し相手してくれて、地元の話などしてくれたりします。

　お蕎麦も美味しかったが、ここの天ぷら、掻き揚げはサクサクとして季節を味わえます。　ある有名グルメサイトのコメント欄ではけっこうぼろんちょん！　に書かれていますが、ゆっくりお蕎麦を楽しめるこんなお蕎麦屋さんがあってもいいのではないかと。

　お蕎麦は、１：９で手打ちされています。地産地消を地でいく地元のお蕎麦屋さん。

　景色も最高です。