美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　そば好きの知人に紹介されて一度訪ねたことのあるお店です。
今回久し振りに訪ねてみました。この店は安曇野市の山麓線沿いに在りますが、よほど注意しないと通り越してしまいそうな隠れ屋的なそば屋です。
丁度、昼時でしたが、店内は二人連れのお客が３組で静かな雰囲気。
メニューは、もり、かけ、大梅（十割）、鴨南、鴨つけの５種類です。

　鴨つけ（１６００円）を注文する。ダッタンそば茶を飲みながら、待つことおよそ１０分。熱々の鴨つけ汁とそばが運ばれてきました。
　せいろに盛り付けられたそばは、色の黒い田舎風そばで、麺の太さは普通です。そばは、奈川産（松本市近郊）の新そば粉を使って二八で打っておりますと、若い女子店員がてきぱきと話してくれます。とても好感がもてます。
　
　何も付けないで新そばの味を楽しみます。噛んでいるとそばの香りと風味が感じられます。鴨つけ汁は甘みのある濃厚な味です。鴨肉の旨みが良く浸み込んだ美味しい汁です。
　思わず美味しいと声に出すと店員がニコニコしています。そして、鴨つけ汁にそばを入れて頂く。汁が熱いのでふうふうしながらつけ汁の絡んだそば、鴨肉、ネギ、三つ葉を交互に頂きました。そばもつけ汁とも美味しく完食。
　サービスで出された大根のそぼろ煮付けを頂く。大根がとても柔らかく、そぼろの味が良く浸み込んでいて美味しい。最後に、そば湯につけ汁とネギを入れて頂きました。鴨つけ汁そば　とても"おおうめー"（大梅）でした。ご馳走様。

次回訪れる時は、大梅（十割）と鴨南を食べたいと思います。楽しみです。