美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

・盛りの良さにまず驚く小・中・普通・大と選べる。小が平均的な並程度。
・香りは強い、飲み込んだ後までしばらく残る
・味は噛むほどに甘みが増す
・コシは強い
・歯ごたえは弾力がある、ワシワシと。あごが痛くなるよう
・色はグレー
・太め、ややバラつきがある
・短い

「ざるそば（中）」を注文する客が目立つが、個人的に「真田そば」が好み「真田そば」味噌ダレでいただく蕎麦。
味噌・なめこ・花かつおが入った器にだし汁を入れ味噌を溶く。蕎麦つゆを隠し味程度に入れる。薬味はネギ・わさび・大根おろし（甘）蕎麦だけで食べると、強い香りとコシの強さに圧倒される。弾力があるので、ワシワシと一生懸命噛む。噛む。甘みが口内に広がり、しあわせな気持ちになる。
つゆに付けて食べる。どっぷりとたっぷりつける。最初は味噌と花かつおの香り。ワシワシと噛む、蕎麦が主張し始める。つゆの香りと混じる、どちらも邪魔せず融合する。絶妙。ワシワシと噛み続ける。また、しあわせに気持ちになる。

蕎麦湯はサラサラ。味噌汁のようでまた美味。店の雰囲気も好み。古き良き昭和な建築・夏は入り口にすだれ。行列のときには日陰に入る。行列があっても、回転が良い。どの店員も客あしらいが良い。味も居心地も文句なし。

【写真の説明】

・店　正面
・店　入口
・真田そば（中）
・蕎麦
・真田そばのつゆ（味噌ダレ）
・湯桶
・池波正太郎の色紙　上田滞在の際はよく通った様（新潮文庫「散歩のとき何か食べたくなって」池波正太郎著　他）