その店は別府市の海沿いを走る国道10号線を山側に進んだ観海時温泉街にある。山間に有る為に駐車場は狭い。その狭い駐車場は残り一台を空けて私を待っていた。店も狭いだろうと先入観を持ち入店する。土曜日の昼時のためか下足場は満杯。そこここで楽しそうな声がする。中居さんに導かれ店内を行くと、アンティークな装飾が施された部屋がいくつかあることに気付く。思ったより大きな店だ。勧められるままに4人掛けのテーブル席に着く。この部屋のテーブルは全て埋まった。
品書きを見ると、天ざるが目に留まり、1枚、2枚と選択肢が有る。具合を腹に聞くと「2枚だ」というので2枚を頼む。他のテーブルもオーダーが届いていない。時間がかかることを覚悟して待つ。
先の方々の注文が運ばれてくる。自分の順番が近づく。待ち遠しい。
ようやく届いた盆にはせいろは1枚だ。その上にそばの山は三つある。しかし2枚では無い・・・1枚だ・・・
妙なことは他にもある。とろろご飯が付いている。うずらの卵もだ・・・しかしうれしくない。せいろは一枚だ・・・私が頼んだのは「天ざる2枚」だ。薬味は本物のわさびと子葱。
まぁ気にせず食べることにする。
そばは黒い。2本を口に運ぶもちもち感がありしっかりした存在感を示す。(三七そばだと確信した)信州、関東のそばとは違うが新鮮な感じが良い。
汁の味を聞いてみる。甘い!何とも甘いのだ!!
以前湯布院で食べたそばも汁が甘く驚いたことがある。そういえば九州の醤油は甘いとも聞いた覚えがある。これが九州古式蕎麦か?
天ぷらはアツアツ、そばと交互に瞬くままに完食。
問題はとろろご飯だ・・・薬味の子葱とうずらの卵を乗せ、そばつゆを少量かけ箸で混ぜてみる。
これも結局美味しく頂いた。
片づけをする中居さんに「何割で打っているのか」と聞くと「二八」だと言う。う~ん、「三七であってほしかった。言ってほしかった。」と思ったことは心にしまい会計を済ませ観海時温泉街を後にした。
店名 | 古式蕎麦 そば処 五条 |
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電話番号 | 0977?22?1771 |
住所 | 大分県 別府市 観海時1 |
アクセス | JR別府駅から車で20分 |
営業時間 | 昼11:00~夜21:00まで |
定休日 | 無し |
平均的な予算(昼) | 800円~1,500円程 |
平均的な予算(夜) | 夜+お酒分 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 有 |
席数 | 有 5台位 掛けテーブル×2 座敷4人卓×2)有ることを確認。二階にも客室有り。 店の方に何人入れるのか聞いたところ・・・「さてどの位かねぇ~」 と言う返事 |
駐車場 | 有 5台位 |
禁煙 | 喫煙可 |
アルコール | 有 |
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