美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　本当に、街なかの道路沿いにポツンとある、ややもすると"一杯飲み屋"と間違うような（実際、常連客は、一杯飲みながら店主と女将と楽しそうにしゃべっています。）
　店内はカウンター６席、４人掛けテーブル一つという狭いお店です。カウンターの中で、店主と女将さんがおしゃべりと調理してくれます。昼過ぎにお邪魔したときは、常連さん二人と、お蕎麦をちょっと遠くからわざわざ食べに来られたご婦人２名（今日初めてお会いしたとかですが、二人でお蕎麦談義しています）。　

　こんなアットホームなお蕎麦屋さんですがお蕎麦は、こだわりの強い、とても香りのある美味しいお蕎麦をだします。ご主人は、自称、蕎麦人間だ！ということで、いつもいろんなお蕎麦を提供しようと考えているようです。実際のメニューにも、普通のお蕎麦とちょっと気色の変わった（工夫された？）お蕎麦もあります。 

今回は、①まねき蕎麦　６００円（九一そば）
　　　　②里山の花　８００円（玄挽き十割）
　　　　③星の花　１２００円（蕎麦の実を発芽させた蕎麦）
　　　　④彩り蕎麦　８００円（一本のお蕎麦が色違いになっている。）＆
　　　　⑤デザートに里山２００円（トロッとしたプリンのような蕎麦粉だけの
                         カタマリ？にメープルシロップでいただく。）

　　　

　蕎麦粉は、基本は滋賀県産のそば粉を使うが、今回はまだ新そばが間に合わず北海道のそば粉で出していただいたが、どの蕎麦も蕎麦の香り強く、奇を狙ったものでなく、すべてが深みのあるお蕎麦であった。

　蕎麦の打ち方は、きちっとセオリーを習得した上で、自分流の蕎麦打ちをされていて、蕎麦道具もいたるところに創意工夫がされていて、なるほど道具が満載されていた。

　ここでしかいただけないお蕎麦がこのお店にはあります。仕切り直しに浪速のお蕎麦をいただきに来ませんか。