美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

丁度お昼で、車を走らせながら何を食べようかと考えていた時、美文字の大きな「手打ちそば　松庵」の看板。

吸い込まれるように駐車場へ・・・。お店は小ざっぱりした小粋な感じの外観です。

　中へ入ると、店主が威勢よく迎えてくれました。

まず目についたのが、蕎麦打ち場です。そこには外径１mはあるだろうか立派な内朱のこね鉢、そば切り包丁、のし棒等の蕎麦打ち道具。ついつい見入ってしまいました。

　座席はカウンター１１席、座敷が玄関を入り左側にありました。

　ようやくカウンター席に座り、メニューを見ると大変リーズナブルでびっくり！！

　　こんな感じ

　　　特上天せいろ（エビ×１、魚×１、野菜×３）　￥１，３００

　　　　　　　　　（魚×２、野菜×３）　￥１，３００

　　　　　　　　　（野菜×５）　￥１，２００

　　　かもそば　￥１，２００

　　　天せいろ（エビ×１、野菜×２）　￥１，０００

　　　　　　　（野菜×３）　￥９５０

　　　せいろ　￥５００

　　　ビール、日本酒、つまみもあります。

私はせいろが大好きなので今日もせいろです。大盛りを頼んだのですが、麺の量は１８０ｇ程あったかと思います。値段は￥６００・・・安！！

出されたせいろは写真３のとおり盆の上で品よくスタンバイしています。

問題は味です。

まず、汁味わってみると、そばちょこを持ち上げ口に持って行き、香りを聞くとかつおの香りが良くうっとり、次に味わってみると他の節の味も良く、雑味の角がとれており酷があり、しょっぱすぎず私には丁度よく、流石！！と思わせる味で、そばをつけた時の味を期待させるものです。

次にそばを箸に２本取り、口に入れるととても素直に喉を通り胃袋へ。次の瞬間には汁にそばをつけ一気に平らげてしましました。大盛りであったのですが、途中で薬味を使い味アクセントを作り出す必要のないせいろでした。

そば湯を頂きながらご主人にいろいろ聞いてみると、北海道産のそば粉を使い、７：３で打っているそうです。

お店の歴史は１８年だそうで、そば道具も同じ時を重ねているけど、今なお何の不具合もなく使っているそうです。それぞれの手入れの仕方等も聞きましたがなかなか興味深く聞かせてもらいました。