美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

東名高速道路静岡ICを出て左折、国道150号を５分ほど走って安倍川を渡った最初の信号機を左折すると、案内看板があってすぐ見つかりました。

玄関を入ると、靴を脱いでスリッパに履き替えます。店内は、明るく清潔感があって気持ちよく頂けそうです。ちょうどお客は私一人でしたが、予約のお客様がこのあと訪れるとのことでした。

メニューは、温かいそばも、冷たいそばもたくさんありましたが、「天婦羅せいろ」を注文しました。待ったという感覚はなく、ほどなく出てきました。　　

なんと見事にそろった麺線は、1.2ミリの江戸前そばを目指しているというだけあって、細くてしっかり茹で上げてあります。天婦羅もカリッときれいに揚げられています。見るからに美味しそうです。

まずは、蕎麦つゆをつけずに麺だけ手繰って口に入れてみると、ほのかな蕎麦の香りと食感が伝わってきます。１回だけではよく味わえないので、もう一回、もう一回と手繰っていくうちに、ほとんど食べてしましました。（私が抱いていた常陸秋そばの食感と何か違うように思えて、わからなくなってしまいました。）

次に食べた「手挽きせいろ」も同じようにきれいな麺線でしたが、挽きぐるみの粉のようで、少し黒っぽくて細かなソバ殻が見受けられました。こちらは、先ほどの蕎麦よりも蕎麦特有の香りがあって、しかも蕎麦の味がしてより美味しく頂きました。（でも、何か違うような感じがするのですよね。もっと、モチモチっとした感じがするというか、......。）

麺が細くなると食感が違ってくるのでしょうか。もっと食べ歩かなくてはいけないと感じた訪問でした。

【写真の説明】

江戸前風の細い蕎麦とカリッと揚がった天婦羅の「天婦羅そば」

店の外観（逆光になり、すみません）