美味しい蕎麦屋があると友人に勧められ早速行って来ました。賑やかな繁華街から細い道を約10㍍入ると袋小路に店が有ります。はっきり言って目立ちません。休日の午後2時頃でしたが回転が良く席が埋まる様子、店内は民芸調の落ち着いた雰囲気で常連客が多いのかと感じました。
店の概要ですが、日光産の粉に宇都宮の清水を使い、江戸寛永時代から350年の歴史があり、福島県会津地方に伝わる伝統技法石筵流(いしむしろりゅう)による風味満点の田舎蕎麦です。ご主人は福島で修行し宇都宮市内で開店後32年が経過するそうです。帰りにつなぎの割合を聞きましたが、殆どつなぎを入れていないそうです。[10割ではないが殆ど使ってません。打ち方は湯ごねで特殊な打ち方です。]と息子さんが答えてくれました。
店内は女性従業員4名と店主、息子さんの姿が調理場に見えます。リズム良く働く姿とあいさつの声を心地よく感じながらメニューから注文を決めていると、そば湯らしき物がお茶がわりに出て来ました。(後に知りましたが、そば湯に蕎麦汁をほんの少し入れているそうです)
写真入りのメニューの一番人気は、器からはみ出る位大きい天ぷらが付いた、天ざる蕎麦と天つき割子蕎麦、妻と私はそれぞれを注文しました。待つこと数分で目の前に出てきましたが、えびの大きさに二人でびっくりしました。割子蕎麦の方は5つに重ねた小振りの蕎麦に、とろろ、なめこおろし、のり、なっとう、ネギわさびが小さいお椀に、入っています。先ほどのえび天とセットでボリューム満点の一品です。
蕎麦の方に目をやると期待していた細さからは程遠く、割りばし太さと比較しても同じ位でした。長さも5から10センチ位で江戸蕎麦の細く長い蕎麦のイメージていましたが全く違いました。
食味ですが、新蕎麦らしく風味豊かで、飲み込んだ後に喉の奥から風味が追いかけて来る感じです。つなぎを殆ど使って無いので蕎麦の風味がダイレクトに味わえました。また、かんだ瞬間ふわっとし、適度な歯応えとのど越しがありました。しかし、ねとねとし歯に付くのでなく絶妙な食感でした。
天ぷらは4種類、大えびは食べやすく4つにカットされ、カリカリしすぎず大変美味しい天ぷらでした。塩が添付されており違った味が楽しめる所が、また良かったです。
蕎麦汁は、濃い味でなく、だしも主張しすぎず丁度良い味でした。本鰹だけでなく、サバ節、イワシ、コンブが使用されているそうです。蕎麦に、合った蕎麦汁でした。
薬味は、ネギとわさびと天かすでした。私は殆ど使わずに、蕎麦の味を堪能しました。最後の蕎麦湯は、やや白濁し最初に出てきた蕎麦湯でした。蕎麦汁と合う大変美味しい蕎麦湯で締めくくる事が出来ました
久し振りにまた行きたくなる蕎麦屋さんでした。
【写真の説明】
注文した蕎麦の二品。
メニューの写真。
店名 | 名代手打 徳次郎蕎麦 |
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電話番号 | 028-625-5053 |
住所 | 栃木県宇都宮市竹林885 |
アクセス | 宇都宮駅から車で約10分 |
営業時間 | 昼のみ 11:00~18:30 |
定休日 | 月曜日 休日が月曜日は翌日 |
平均的な予算(昼) | 千円~千五百円 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 可 予約席10席 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | 50席 テーブル6 座敷5 |
駐車場 | 有 |
禁煙 | 不明 |
アルコール | 有 |
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