美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

そのお店は標高４５８ｍ羽黒山山頂、羽黒山神社参道入口にあります。

羽黒山では約３００年の歴史を持つ祭礼「梵天祭り（ぼんてんまつり）」が毎年春と秋に開かれています。 お店に入ると、関東平野が一望できるパノラマが目の前に...。

はやる気持ちを抑えて座敷席に座りました。大部屋の大きな窓は開放されていて、外からの風を感じます。

空気の澄んだ晴れた日（主に冬期１０月～２月）には、東京スカイツリーや遠く富士山が見えるそうです。

女主人が営むお店のメニューは、全てこだわりの地産地消です。

お蕎麦は「二八そば」手打ちです（同県・塩屋町で栽培されたものを使用） 季節ごとに変わる繊細な蕎麦の状態、太さを考慮しながら蕎麦を切っています。

「蕎麦はなくなり次第終了ですが、お待ち頂ければ可能な限り蕎麦を打っています」とのお話でした。

１品目は「もりそば」を食しました。しっかりとした喉越しのお蕎麦です。

蕎麦つゆも、こだわりの一品です。

２品目は「ゆずだんご」です。米粉で作られた大きな「ゆずだんご」を食した瞬間、フワッと柔らかく弾力のある食感と、 爽やかな「ゆず味噌」の香りが口の中に広がりました。

ここ今里地区は「ゆず」の産地として知られ、お店で使われている「ゆず」も 女主人が育てているものを使用しています。

「味噌」も自家製で「ゆずだんご」の味噌と、別メニューの「いも串」の味噌はそれぞれ味を変えて作っています。

本日は曇りなので東京スカイツリーや富士山は見えず残念でしたが、関東平野を一望し、大自然を満喫しました。