美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

平成25年6月25日13：15入店。

ここへは12時頃１度来店するが、順番待ちが15件ほどあったので、待ち時間を聞いたら１時間は最低掛るとのことで別の蕎麦へ行ったあと再度立ち寄った。貯水池を見下ろす高台にカウンター席が作られて見晴らしが良い、１２席とテーブルが２つで８席、合計２０席のこじんまりとした蕎麦屋。

メニューはすぐに下げられてしまったので写真はとれず。野菜のてんぷらとざる蕎麦を注文。

お通しに大根の漬物がまずでてきて、お茶とともに楽しむ。蕎麦は、透明感のある輝きのある蕎麦で、色味は薄めで星が目立つ、甘みがあり香りはやや強い、喉越しもよく見栄えがする。薬味は生山葵とねぎ。並みの太さの蕎麦の切り口はしっかりしており水切も良い。余韻４秒、栃木の地元の在来種を使っている蕎麦は甘みがあり艶やか、カツオが強く出た汁に蕎麦が良くからむ。仲居さんが、テーブルの間を歩きながら、お客の食べ具合などを良くみていて、タイミングよく器を下げたり、蕎麦湯を出したりしており、気持ちの良いサービスを提供している。

蕎麦を食べた後、すぐに蕎麦湯がでてきたが、その前に乾燥したのりがでてきた。どうするのかと思ったら、お好みでのりを入れて、蕎麦湯を楽しんで欲しいとのことで、のり入り蕎麦湯の初体験。香りが良くなり、やや濃いめの蕎麦湯と、マッチングする。癖になりそうな体験でした。

蕎麦湯を飲み終わると、お茶が別の湯飲み茶わんに入れて運ばれてくる。食事の進み具合を見ながらタイミングよくサービスしてくるので、かなり熟練している。こういうサービスをされると、ついついのんびりしてしまう。回転の悪さはあるかもしれないが、こういうサービスをされると、また行きたくなる。

実は外には、待ちイスがところどころ置いてあり、さらに女性用に日傘も用意するくらいの心配りでした。素晴らしい体験でした。