平成25年3月9日、土曜日の午後2時少し過ぎに入店。 美容院を思わせる全面ガラス張りの外観。 中2階のような階段を上り店内に入ると、そこはまさにカフェバー。
ガラス越しに外を眺められるカウンター席は4席あり、なかなかお洒落だ。
店内は決して広くはないが、ジャズが流れ、『Soba café and そ・bar』を謳う店だけあって、いわゆる『町の蕎麦屋さん』とは全く趣が異なる。
2月20日にオープンしたばかり。 どんな蕎麦が出るか楽しみ。
私はA(冷たいおそばとミニ天丼:1,000円)、妻はC(肉野菜つけそば:1,000円)を選び、コーヒー(300円)とデザート(300円)もお願いした。 先客もあったことから、待つこと15分弱。
妻のCランチが先に運ばれてきた。
大皿に盛られた細めの蕎麦の上には、肉と野菜がたっぷり。肉は箸で簡単にほぐすことのできる柔らかさで、しつこくない味がまた美味い。
野菜は、茹でた水菜とパプリカ、それとネギ。 つけ汁にはネギが入り、味付けは甘めで濃く、柔らかめの蕎麦を浸けて食べると、こちらも美味しかった。
一方、Aランチは、まずミニ天丼が運ばれてきた。 ミニとはいえ、エビ、かぼちゃ、ふきのとう、ナスがきちんとのっていた。 サクサクした食感は嬉しい。
蕎麦は細めで切り口もきちんとしている。
蕎麦の色は白くもなく黒くもなく、ちょうど中間。 蕎麦の香りは少なく、もう少し香りがあると良いが、見た目に瑞々しさを感じ、少しではあったが蕎麦に星も確認できた。
適度な歯ごたえで蕎麦の味を感じる。
蕎麦汁は鰹節の香りがする。しっかりとした味でやや辛口か。口の中に旨みが広がる。
喉越し爽やかな蕎麦は美味しいので箸はどんどんと進むが、蕎麦は結構な量がある。
蕎麦の量はこれで一人前とのことで、ミニ天丼と合わせると、男性でも十分満足感を得られよう。
蕎麦湯は濃いタイプであったが、濃すぎず、くどい感じはなかった。 量も十分であった。
Cランチのつけ汁を蕎麦湯で割っても、コクがあって中々の美味。
『そば粉とくるみのシフォン』(400円→セット割引300円)、『そば玉ぜんざい』(550円→同300円)、それに『石はら熟成コーヒー』(500円→同300円)、『アイスコーヒー』(500円→同300円)をお願いした。蕎麦を原料にしたデザートは、どちらも甘すぎずに上品な味。店がお薦めするこだわりのコーヒーには和三盆を少し入れて、食後のひとときを楽しんだ。 人気の蕎麦屋の支店であり、蕎麦カフェという新しい形の蕎麦屋であるが、非常に好感が持てる店として推薦できる。
その理由として、第一に、『コーヒー臭くない』こと。コーヒー専門店は店内がコーヒーの香りでいっぱいのことが多い。 しかし、この店はコーヒーの香りで蕎麦の香りを消してしまうようなこともなく、安心して蕎麦を楽しめる。 第二に、『蕎麦を楽しんだ後は、コーヒーを楽しむ』ことができること。 カフェならではの醍醐味である。第三に、『老若男女が楽しめる』こと。 デザートも多数あり、子どもやOLも喜ぶだろう。 また、ランチメニューも充実し、ボリュームも十分であり、ガッツリ食べたいサラリーマンも満足できる。 そして夜はカップルやお父さんたちが酒も楽しめる店である。今度は是非夜に来てみたい。
店名 | 蕎麦 石はら 学芸大学前店 |
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電話番号 | 03‐6452‐4016 |
住所 | 東京都目黒区鷹番2‐16‐14 弘乃ビル1階 |
アクセス | 東急東横線学芸大学駅東口から徒歩約2分 三菱東京UFJ銀行学芸大学駅前支店を右折、約100メートル左側 |
営業時間 | 11:00~24:00(ラストオーダー 23:30) |
定休日 | 毎週火曜日、第2水曜日 祝日の場合は変更になります。 |
平均的な予算(昼) | 1,000円程度 |
平均的な予算(夜) | 1,000円~3,000円程度(軽く飲んで食べた場合) |
予約 | 可能 |
クレジットカード | 可 |
個室 | 無 |
席数 | 20席程度 (カウンター席×6席 外見席×4席 テーブル席×10席) |
駐車場 | 無 |
禁煙 | 喫煙可 |
アルコール | 有 (ビール、日本酒、焼酎、ワインなど) |
ホームページ | http://www.ishihara-soba.com/menu.html |