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向島七福すずめの御宿(墨田区)(東京都

江戸蕎麦 「向島七福すずめの御宿」(墨田区)
レポート提出者:つばじろうさん

 yamaguti suzume01.JPG浅草とは隅田川を挟んだ対岸の向島。高級料亭が立ち並ぶ見番通りの裏にある「向島七福すずめの御宿」さん。

 向島の料亭「すみ多」の女将が立ち上げた蕎麦屋。外玄関から内玄関への渡りが昔の情緒を感じる造りで、料亭の経営らしいセンスの良さが光る。

 お酒は菊正宗。最近は地方の銘酒や地酒を揃えた蕎麦屋も多く、それも好きなのだが菊正宗は蕎麦とは相性がいい。お通しは飛竜頭と柚子南京豆腐。肴はだし巻き玉子。

 江戸時代の蕎麦を復活したという江戸蕎麦を注文。江戸の昔、醤油はひじょうに高価なもので、つゆとかえしを使った蕎麦つゆは野田で醤油作りが盛んになった江戸も後期の時代から。それまでは味噌や大根おろしを使ったつゆで食べていた。そこまでは知識としては知っていたけど、実際に味噌のつゆで蕎麦を食べるのは初めて。

yamaguti suzume03.JPG 石臼挽きの二八の手打ちそば。「煮抜き」といわれる江戸のつゆと、かえしを使った東京のつゆ。それぞれ楽しめるように2種類用意されている。

 最初は東京風の醤油のかえしを使ったつゆ。スッキリとした辛口の江戸っ子好み。江戸時代の味噌をベースにした煮抜きは初めて食べけど、どこか懐かしいような感じもするし、全く新しい驚きもある。博物館じゃないので珍しさを味わいたいわけじゃないが、素直に料理として今でも十分通用する。

yamaguti suzume02.JPG 薬味は醤油の方はわさびや白葱。味噌つゆには蕎麦の実、あさつき、大根おろしで味の変化を楽しむ。

 向島料亭のおもてなしに溢れた接客も気持ちがいいし、「しっぽく」を始め他にも食べたい蕎麦もあり、機会を見つけて再訪したい。

店名向島七福すずめの御宿(墨田区)
電話番号03-3622-4235
住所東京都墨田区向島2-9-2
アクセス東京スカイツリー駅から徒歩10分
営業時間12:00~15:00、18:00~21:00
定休日水曜日
平均的な予算(昼)1300円
平均的な予算(夜)2000円
予約
クレジットカード
個室
席数
駐車場
禁煙喫煙可
アルコール
ホームページ
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