食味体験日 2013年1月19日 15時30分頃
とにかく一度食味する価値があるお蕎麦屋さんです。小田急線の鶴川駅から車で10分ほど離れた鶴川団地セントラル商店街にあるお蕎麦屋さんですが、駅からわざわざ訪れたことを忘れさせるほど美味しいお蕎麦です。そば粉は季節ごとに産地が変わります。1月から6月は福井産のそば粉を使用して、ご主人が石臼で自家製粉し、店内の打ち場で「生粉うち」(十割蕎麦)と「外二」の2種類のお蕎麦を打たれています。
十割蕎麦の「生粉もり」(819円)と、外二の「野菜天ざる」(1,029円)のそれぞれ大盛り(210円増)を食味しました。お蕎麦は、いずれも細打ちで、腰があり、のど越しよく、風味もあります。辛汁は鰹の風味が心地よい、少し甘めで、お蕎麦によく合います。とても美味しいお蕎麦です。
ご主人は、東京都稲城市のお蕎麦屋さんで修業を積み、1976年(昭和51年)に今のお店を構えたそうで、開業から今年で37年間も暖簾を守ってきたことになります。このお蕎麦を一度食べたら、お店が長く続く理由はご主人の味にかける情熱と長い間の努力の賜物だと納得します。
客席から厨房がよく見えます。ご主人がお蕎麦を手際よく茹でて、水で締める姿は見ていても飽きません。完全禁煙で、香水禁止・化粧行為禁止なので、お蕎麦の香りと風味をじっくり楽しめるのも嬉しい限りです。さらに、割箸を見た途端、自然環境へさりげない心遣いに心を揺さぶられます。割箸は国産間伐材を利用して作られていました。
団地の商店街は一時代前の古色蒼然とした雰囲気があり、お店の経営は大丈夫かなあと心配になります。こんなに美味しいお蕎麦を提供して頂けるお店はいつまでも続くように贔屓のお客さんが増えることを願ってやみません。お店は東京都麺類生活衛生同業組合の「東京のおそばやさん」ホームページ(http://www.menkyo.or.jp)に紹介されています。
再訪の価値があるお店です。 お店の経営が長く続くように、今以上にお店の知名度を上げる様々な工夫(お店のホームページを更新するなど)を期待しています。
③ お品書きに、季節ごとのそば粉の産地の説明書きがあります。
④ 十割そば「生粉もり」(大盛り1,029円)と国産間伐材の割箸。お箸袋を見ると国産間伐材割箸の利用推奨のプリントがあります。
店名 | 蕎麦処 藤田 |
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電話番号 | 042-735-2563 |
住所 | 東京都町田市鶴川2-14-24 鶴川団地セントラル商店街 |
アクセス | 小田急鶴川駅から車で10分 鶴川団地の商店街内 |
営業時間 | 11:00から19:00 ラストオーダー18:30 |
定休日 | 月曜 |
平均的な予算(昼) | 546円~1,995円 |
平均的な予算(夜) | 546円~3,000円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | 40席 |
駐車場 | 有 (路上駐車が可能) |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
ホームページ | http://www.tsurukawa.jp/shop/fujita/default.html |