神保町スズラン通りを東に向かって歩き、内山書店の前を通りすぎて直ぐの南に向かう小さな通りを右に曲がると、20メートル先の右側に「手打蕎麦」の吊り下げ板看板が見える。
玄関は、漆喰壁の土蔵の入り口を模している。ドアも、土蔵の引き戸をそのまま使っており、外界と隔絶された空間に入る感じを覚える。引き戸を入った直ぐ左側に幅1メートルほどのガラス戸の納戸があり、石臼にモーターの動力を付けた粉挽き器が据えてある。それに並んで大きなガラス窓で仕切られた幅2メートル、奥行き2メートル半ほどの蕎麦打ち工房があり、店の中から蕎麦打ちの様子が見られるようになっている。更にその奥に厨房がある。玄関を入った右側は、幅5メートル奥行き8メートルほどのスペースで、4人掛けと2人掛けのテーブル席が、収容の効率を考えた配置で整然と並べられている。入り口から見た対角には、格子戸と壁で仕切った個室の様な小部屋がある。
オオモリを頼んだ。
蕎麦は、色は濃い目でかなり太い麺である。麺線は真っ直ぐではなく、でこぼこがある感じ。
何もつけずに蕎麦だけを口に入れてみる。すすりこむにはあまり適さない麺である。
香りはそれほど強くないが、歯応えは非常に強い。蕎麦は一番粉で、つなぎには強力粉を使っていると思う。
太くて固いのでしっかり噛む。噛んでいると甘みが増してくる。噛めば噛むほど甘みが増す。
この蕎麦はのど越しを楽しむのでなく、良く噛んで蕎麦の味と甘みを楽しむように打たれた麺であると思う。
何回も噛むので、汁は多めに付けた方が美味しい。噛む回数と麺につける汁の量は比例するように思う。
通常の蕎麦汁のほかに、杯のような器に入れられたゴマダレが付いてくる。「最初は蕎麦汁で、最後はゴマダレで食べて欲しい。」と女将さんに言われたので、試してみる。
良く噛むのでゴマの香ばしさが口中に広がり、そばの味ともうまく合っている。どこの地方の食べ方を真似たのか?聞きたかったが、お客が立て込んできてしまい聞き漏らしてしまった。
噛む回数が多かったせいか、いつもより満腹になった。
店名 | 満留賀静邨 |
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電話番号 | 03-3292-0275 |
住所 | 東京都千代田区神田神保町1-27 |
アクセス | 都営新宿線/三田線 神保町駅 徒歩約5分 |
営業時間 | 月曜日~金曜日 午前11時~午後21時 土曜日 午前11時~午後15時 |
定休日 | 毎週日曜日 祝日 |
平均的な予算(昼) | 500円~1000円 |
平均的な予算(夜) | 1000円~3000円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 有 |
席数 | テーブル席 40席 |
駐車場 | 無 |
禁煙 | 喫煙可 |
アルコール | 有 日本酒、焼酎、ビール |
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