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青森のお台所 わのみせ(東京都

都内で『津軽蕎麦』が食べられる数少ない店舗
レポート提出者:鈴木幹雄 おがら蕎麦さん

郷土食の青森の特産品を食べられる希少価値な店。

弘前まで行かなければ、食べられない『津軽蕎麦』!

独特な製法で知られる津軽蕎麦、出汁とのバランスが秀逸です。それと、『かっけ』。蕎麦はっとと言う方が馴染み深いかもしれませんが、郷土食です。珍しいです。

 都内に二軒しかない「津軽そば」を頂ける店に訪れる。

先ずは、新橋の「青森のお台所 わのみせ」です。「わ」は津軽弁で「我」の意。だから、「わのみせ」となる。

 恵比寿麦酒をまずは一口。

息つく間もなく、津軽そばを頼む。DSC05056.jpeg 

温かい津軽そばを頼む。冷たいそばもあるとの事。

すると、間も無く出てくる。先ずは、鰯の焼き干しの出汁を確認。そして、独特な製法の蕎麦を啜る。蕎麦に呉汁(大豆の絞り汁)を繋ぎにして、一晩寝かせて、しかも、茹で置きすると言う「蕎麦の常識」を覆す製法。

麺の評価は蕎麦としては、?。しかし、その製法と出汁とのマッチングは特出したものがある。

薬味の海苔は如何なものかと思う。焼き干しの出汁の風味を殺している気がする。次回は海苔抜きを頼もう。

 BGMは津軽三味線。太棹に撥さばきの強さ、日本人の琴線に響くメロディ。現地の弘前で生演奏を聴いた時は、不思議と涙が溢れ出した事を思い出す。

 そして、酒のつまみに入る。先ずは、ホタテ貝味噌焼き。DSC05059.jpeg

青森名産のホタテ貝が、帆立の貝殻の器で焼かれて芳ばしい磯の香りと共に味噌とアイマッテ、旨い。素朴な味わい。葱、若布が一緒に入る。器にしていた貝殻は何回も使い込んで味が染み込んでいる様な風合がある。器を平にするために、塩が大量に敷き詰めてあり、並行を保っていた。

 

手打ち蕎麦の切れっ端を鍋にした郷土食。鍋の汁をにんにく味噌(青森名産)で溶かして食べる。先ずは、真っ先に、蕎麦を三角形の板状に延ばした切れ端「かっけ」を食べる。蕎麦の黒い玄蕎麦で香りや食感も滑らかで味は「麺」と違わない。三枚あった。蕎麦を味噌で食べる。原点回帰。もたもたしていると、伸びてしまうので、要注意です。

鍋の中には、白い三角形があったが、小麦粉を練って三角の板状にしたもの。豆腐、大根、人参、水菜、白菜。

たっぷりな量である。DSC05063.jpeg

青森県民の「もったいない」精神がこの料理を作ったそうである。そう言えば、手打蕎麦を包丁で切り終えた端は捨て去られている様に想う。

 

三島(みしま)サイダーの焼酎割り。

三島サイダーは八戸の八戸製氷冷蔵製。甘い。三島シトロンと銘じている。

口直しに烏龍ハイ。

店名青森のお台所 わのみせ
電話番号03?6252?3463
住所東京都港区新橋2-20-15 京急ショッピングセンターウイング新橋
アクセス新橋駅汐留口 徒歩0分
営業時間11時-23時
定休日1月1日
平均的な予算(昼)1000円 
平均的な予算(夜)3000円~5000円
予約
クレジットカード
個室
席数70席
駐車場
禁煙喫煙可
アルコール
ホームページ
35.6663007,139.7596234

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