menuのトップに「当店は、幻の蕎麦と言われている津軽蕎麦を提供している数少ないお店です。 津軽蕎麦は他の蕎麦にはない独特の大豆の甘みがあります。 是非ご堪能下さい。 ※津軽蕎麦は、水の代わりに呉汁(大豆を一晩水に浸してすりつぶした絞り汁)を使用して打つ蕎麦です」とある。
運ばれてきた津軽蕎麦は、長方形の蕎麦容器に並んでいる。少し茶系の色であり箸で持ち上げるとやわらかい感触である。口の中での味はやや甘みのある蕎麦である。蕎麦打ち後24時間は経過していると言う。呉汁のみで水は使用していないという津軽の郷土そばに巡り会えた。片山氏のいう郷土料理・そばとはやはり現地での話だと思う。現地での作り方と現地の方に昔から愛されている場が必要である。その観点からすると少し郷土料理・蕎麦に近づいた程度と解釈している。
蕎麦打ち後24時間は経過というところでの味の変化はあるのだろうか。。。。敢えて言うと乾燥と未乾燥の違いの様な気がする。乾燥が抑えられ水分を含んだままの蕎麦の味。これは呉汁の作用かと思った。この事はもっと店主と話を聞いてみないと分からないが、片山氏はそばの保存性が良くなると言っている。また、辛み大根のしぼったものが山になって皿に盛られていた。後半になって蕎麦汁の中に入れてみると辛さが控えめで蕎麦によくあう。
蕎麦汁の醤油味が濃いのだがこの辛み大根を入れると調度いい辛さになる事が分かった。店主に聞くと゛おそば好きですか`といいながらいろいろ教えて下さる。長野の下條の辛み大根ですと言う。いろいろ食べてみたけれどこの辛み大根の辛みが丁度良いと思っているという。特別契約して手に入りやすいと言っている。越前の辛み大根は辛いのでと言って越前では青首大根が多く使われている。しかし、こちらでは精選した大根が使われているようだ。
そば湯は別製と思われる濃厚なスープの様であった。蕎麦の後の蕎麦汁がわずかであったが満足できる蕎麦湯をさらに味わうことが出来た。
店名 | 手打ちそば 芳とも庵 |
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電話番号 | 03-3235-7177 |
住所 | 新宿納戸町10 |
アクセス | 地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」より徒歩5分 |
営業時間 | 12:00~14:30 18:00~21:00 |
定休日 | 月曜 第1.3日曜日 |
平均的な予算(昼) | 1000円 |
平均的な予算(夜) | 3000円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | 20席 |
駐車場 | 無 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
ホームページ | http://www.soba-yoshitomo.jp/ |